米メタ（旧フェイスブック）が今月上旬にリリースした「Threads（スレッズ）」。仕様変更が続くTwitterに代わる新しいSNSとして注目され瞬く間に各国でユーザー数を伸ばしたものの、すでに急減の報道が。一方でTwitterは、自治体の公式アカウントが凍結され市民への情報提供に支障が出るといった事態が相次いでいる。Twitterを運営するX社のイーロン・マスク氏が今月23日、Twitterのロゴを「青い鳥」から「X」に変更すると明らかにしたことも重なり（ロイター）、ユーザーからは反発の声が上がっている。

SNS界隈でにわかに波紋が広がる中、改めて気になるのは、各種SNSの企業アカウントの運用。Threadsの企業アカウントを開設すべきか？Twitter以外のSNSを強化すべきかーー？その判断の助けになりそうな調査結果があるので見ていこう。女性たちの各SNSに対する信頼度を明らかにしたもの。「テレビ」「新聞」に比べると各SNSへの信頼度は高くはないものの、年齢とSNSによっては、それと匹敵するレベルの信頼を獲得していることがわかった。

調査概要

マーケティングリサーチ会社のアスマーク（東京・渋谷）が、20〜50代の男女800人を対象に「情報取得に関するアンケート」調査を実施（2023年2月）。その中で、信頼できる情報媒体について聞いた。

女性が信頼する3大SNSは、Twitter、YouTube、Instagram

「普段、世の中の情報を受け取る際に、信頼出来ると感じる情報媒体は？」と聞いたところ、女性は以下の結果に（MA）。全年代で「テレビ」「新聞」「webメディア」がトップ3を占め、SNSについては「Twitter」「YouTube」「Instagram」が上位にランクイン。ただし50代については、マスメディア（新聞・テレビ・ラジオ・雑誌）とwebメディアがトップ5に並び、SNSは全て6位以降。SNSへの信頼は若年層ほどではないようだ。「TikTok」と「Facebook」は全年代で一律信頼が薄いのか、最下位だった。

【画像】女性の、情報媒体別の信頼度（アスマーク公表の調査結果よりウーマンズラボ作成）

以下は性別・年齢別にまとめたもの。男性も女性と大方同様の結果で、SNSの中では「Twitter」「YouTube」への信頼が厚い。大差ではないが、性差が見られるのは「Twitter」「YouTube」「Instagram」。「Twitter」「YouTube」は男性の方が信頼を寄せており、「Instagram」は女性の方が信頼している。

【出典】情報媒体別・性別・年代別の信頼度（アスマーク）

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