50億円市場へ アーモンドミルク効果に期待する女性たちの口コミ(2/4)

美容感度の高い女性から支持されているアーモンドミルク

アーモンドミルク研究会の調査によれば、アーモンドミルクの認知率は女性の間では8割超え、飲んだことがある女性は約半数を超えており、アーモンドミルクが女性の食生活に浸透していることが確認できる。

アーモンドミルクの国内市場規模50億円

国内市場でアーモンドミルクが広まりだしたのは2013年頃。1910年に米国で創立された世界最大のアーモンドメーカーブルーダイヤモンド クロワーズ社が手がけるアーモンドミルク飲料「アーモンド・ブリーズ」(2017年より日本国内の製造販売はポッカサッポロフード&ビバレッジが手がける)が上陸し、それに追随するように江崎グリコの「アーモンド効果」が発売された。メディアが「第3のミルク」として取り上げたこと、スーパーフードブームなどの追い風の影響もあり、2015年に市場は25億円を突破し、現在は約50億円の市場に達していることが報告されている。

本場の米国の市場規模は約23億ドル(約2,500億円)とされており、2013年からの5年で52%の伸長。米国ではアーモンドミルク以外に、カシューナッツミルクやライスミルク、豆乳、他複数の植物性ミルクが普及しており「植物性ミルク市場」そのものが活性化しているが、アーモンドミルクは植物性市場の約64%を占め、最もポピュラーな植物性ミルクがアーモンドミルクといえる。日本に比べアーモンドそのものの消費量が多く、ベジタリアンの多いアメリカでは当然ともいえる。

アーモンドミルクの栄養と効果

アーモンドミルクが人気の理由は「植物性であるゆえヘルシー」という以外に、栄養価の高さにある。アーモンドそのものが「食べるサプリメント」「天然のサプリメント」といわれるほどに、ビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含んでいるが、アーモンドミルク(液状)にすることで、粒で食べるよりアーモンドに含まれる栄養素の吸収率が高まり、消化も2倍以上良くなるとされる。日本人女性のほとんどが不足しているとされる鉄分補給にも最適で、さらに活性酸素対策にもなる。アーモンド(ロースト)100gあたりに含まれる主要栄養素は以下。

  • ビタミンE 29.8mg
  • カルシウム 260mg
  • 亜鉛 3.7mg
  • 鉄3.7mg
  • 食物繊維 11.0mg
    (出典:食品成分データベース 日本食品標準成分表2015年版 七訂)
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