スーパーフード人気TOP29 レシピ・特徴・効果(1/8)
スーパーフードの認知率は7割(マイボイスコム調査)。今やスーパーフードはヘルシーフードの代表格だ。ヘルスリテラシ―が高い女性や、SNS映え好きな女性の間で特に人気で、そんな消費者ニーズに応えようとスーパーフードの原料サプライヤーは増加傾向にある。素材もバリエーション豊かになり、飲料、オイル、パウダー、スムージー、ふりかけ、ゼリーなどさまざまな製品への採用が進み、今やトレンドから日常食へと移行しつつある。毎日の食生活に取り入れやすい点も、人気が長続きしている要因と言えそうだ。スーパーフードのマーケティングに役立つ基礎知識、消費者意識、企業事例をまとめた。
目次
- スーパーフードの定義と基準
- 注目スーパーフードの効果・特徴・レシピ
- 【認知度1位】アサイー
- 【認知度2位】アーモンド
- 【認知度3位】チアシード
- 【認知度4位】エゴマ油
- 【認知度5位】アマニ油、アマニ
- 【認知度6位】アセロラ
- 【認知度7位】ココナッツ・ココナッツオイル
- 【認知度8位】クルミ
- 【認知度9位】雑穀(あわ、ひえ、きび、はと麦、そばの実、赤米、黒米など)
- 【認知度10位】ウコン
- 【認知度11位】カカオ
- 【認知度12位】キヌア
- 【認知度13位】ケール
- 【認知度14位】マカ
- 【認知度15位】クコの実(ゴジベリー)
- 【認知度16位】ノニ
- 【認知度17位】マヌカハニー
- 【認知度18位】ブロコッリー スーパースプラウト
- 【認知度19位】アロエベラ
- 【認知度20位】ヤーコン
- 【認知度21位】ビーツ
- 【認知度22位】麻の実(ヘンプシード)
- 【認知度23位】アマランサス
- 【認知度24位】スピルリナ
- 【認知度25位】カムカム
- 【認知度26位】タイガーナッツ
- 【認知度27位】モリンガ
- 【認知度28位】マキベリー
- 【認知度29位】ビーポレン
- スーパーフードのマーケティング事例
- スーパーフードの資格
- スーパーフードのマーケティング課題
スーパーフードの定義と基準
スーパーフードの定義
日本スーパーフード協会は、スーパーフードを次のように定義している。ポイントは「栄養価が高い、サプリのような食べ物」であること。
- 栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
- 一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。
(引用:スーパーフード協会)
スーパーフードの基準
スーパーフードの基準は、「何世紀にもわたり人々の健康に寄与してきた食歴の長い食品で、人体に及ぼす可能性があるあらゆる問題が解明されており、その安全性に不安をもって食することがなく信頼がおけるものであること」(日本スーパーフード協会)。
日本発のスーパーフード
日本国内で頻繁に話題にあがるアサイーやチアシードに代表されるように、海外で食されているスーパーフードが注目されがちだが、日本発祥のスーパーフード=ジャパニーズスーパーフードも美容・健康に良いとして改めて見直されている。身近な食材なので手軽に購入でき、食事への取り入れ方が容易な点も評価されている。ジャパニーズフードの定義は次の通り。
- 日本の食文化において、日本人の健康と幸福に寄与してきたと評価される、伝統自然食品や伝統的製造法を有する国産の食品。
- 日本の伝統食を再構築し、新しいカタチ、新しい食し方で国内外に普及する活動をしていくことを目的とした、日本発・日本独自のスーパーフード。
(引用:ジャパーニーズスーパーフード)
なお、ジャパニーズフードは5つ に分類される。( )内は食品例。
- 発酵食品(納豆、味噌、醤油、麹(糀)、甘酒、酒かす)
- 米類 (玄米、玄米粉、玄米ぬか油、ぬか、ぬか漬け)
- 茶類(抹茶、緑茶、番茶、はと麦茶)
- 藻類(昆布、海苔、ひじき、寒天)
- 伝統自然食品 (梅干し、枝豆、大豆、小豆、そばの実、らっきょう、焼きいも、シークニン)
- 山菜・きのこ(よもぎ、ビワの葉、桑の葉、葛、ITはなびらたけ)
「#ジャパニーズスーパーフード」のInstagram投稿は300件(2019年5月)で、和食の投稿が並ぶ。以下2枚目の画像を投稿している女性の言葉「最近何かと良く見聞きするスーパーフード。 素晴らしいのだろうけど、何故か私はしっくりこない…。日本人はやっぱり味噌汁、納豆、甘酒、梅干し! これぞJapanese super foodでしょ! 」にあるように、ジャパニーズスーパーフードを評価する声も一定数ある。当社が行った健康食品に関する調査では、若い世代の女性にとって海外のスーパーフードは馴染みやすいが、70歳以上の高齢女性の場合、カタカナのスーパーフードは聞きなれない言葉のため敬遠しがちなことが分かっている。高齢女性をターゲットにスーパーフードを展開するなら、「ジャパニーズスーパーフード」の方が相性は良さそうだ。