今後伸びるマーケティングは「EC」「CRM」「CX」、ビジネストレンドマップ2024年上半期
日経クロストレンド(日経BP)は先月、今後伸びるビジネスを表した「トレンドマップ2024上半期」を発表した。ビジネスにおいて特に変化の激しい3分野「マーケティング」「テクノロジー」「消費トレンド」に焦点を当て、各分野で中長期視点で押さえておくべき注目キーワードを、「将来性」と「経済インパクト」、それぞれの視点からランキング化した。
各注目キーワードは、「経済インパクト=収益性」と「将来性」の2軸でもマッピングした。マーケティング分野におけるマッピングで「経済インパクト」と「将来性」の両方において高位に位置付けたトップ3は、「EC」「CRM」「CX」。
CX=顧客体験は、近年ヘルスケアマーケティングでも重要視されているトレンド項目。機能を重視する健康・医療領域では、業種柄これまでCXが手薄になりがちだったが、差別化戦略として強化する事例が増えている。特に女性の場合、ヘルスケア関連の消費や医療サービスの利用であっても、機能・効果の高低や良し悪しよりも、好き・嫌いや快・不快などの感情で購入を判断する傾向が強いため、CX重視のマーケティング設計は不可欠だ。女性向けのヘルスケア製品・サービス特有のマーケティング戦略や、2024年度の女性ヘルスケア市場の最新動向は、こちらでチェック。
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