多様化するミドル女性の価値観を研究、50代に焦点を当てた研究会を立ち上げ 旭化成ホームズ

50代の価値観や暮らしの実態を明らかにしようと、旭化成ホームズが「ミドルライフ研究会」を立ち上げた。少子高齢化が進むなか50代が総人口に占める割合は半数を超えるものの(※)、国内で「50代」に焦点を当てた研究機関が少ないことに着目。また、生涯未婚率の上昇・晩婚化・晩産化・長寿化などにより、ミドル世代の家族のあり方や住まいとの向き合い方・くらし方が、子育て家族が主流だったひと昔前に比べ急速に多様化していることから、研究会の立ち上げに至った。同社自身も、これまで高齢期のシニアライフや若い世代の子育て・共働きを研究してきたものの、50代には焦点を当ててこなかったという。(※)女性人口に占める50代以上の割合は52%(人口推計2024年4月報より)

調査研究の第一弾は「50代の暮らしに関する調査」。50代の男女に「40代以降の人生でやってみたいこと・大事にしたいこと」を聞いた質問では、男女で顕著な違いが見られた。女性は自身の健康や片付けが上位を占めたのに対し、男性は、趣味・余暇活動の充実や資産運用が上位に。人生100年の折り返し地点を迎えたのと同時に、子育てがひと段落したり老後を見据えることで、「物事の判断が他人基準から自分基準へとなり、自分のしたいことをする『自分志向』が強まっていることが背景にあるのでは」と、同社はみている。

40代以降の人生でやってみたいこと 

【出典】旭化成ホームズ

 

 

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