SNS利用率と、SNSを「使いたい理由」「使いたくない理由」
各社がSNSマーケティングに力を入れ各メディアが生活者のSNS投稿を頻繁に取り上げるため、あたかも世の中のほとんどの人がSNSを使っているように感じてしまうが、使っていない層も一定数いる。年代別SNS利用率(平成29年版 情報通信白書)を確認すると、20~30代女性のFacebook、Twitter、Instagramの利用率は約半数。40~50代女性の利用率は10~30%で半数を切っている。
SNSマーケティングはターゲット女性にリーチさせやすく、施策の効果測定を行いやすいのも魅力だ。一方で各社がSNSマーケティングに力を入れるため、競合他社との熾烈な競争にさらされるデメリットもある。あえてSNSを使わないマーケティング施策を行ってみるのも一つの戦略かも。
マイボイスコム(東京・千代田区)が実施したSNSの利用に関するインターネット調査結果「SNSを利用したい理由/ 利用したくない理由」では、アンチSNSの声を掲載。あまり表には出てこない意見だが、SNSに対してこのような考えを持っている人は多いのでは。(対象:10~50代以上の男女10,929名)。
利用したい派
- 普段会わない人とのつながりを大切にしたいから。(男性36歳)
- 密な友達関係を作っていないので、好きなときに使えるし、気を使わなくていいから。(女性36歳)
- 周りが使っているので使っていないと、メールを送ってもらう手間をかけるから。(女性40歳)
- 年をとって来たので社会とのつながりのため。(女性66歳)
- 離れて暮らす息子家族とのコミュニケーションが増えた。(女性59歳)
利用しない派
- 「炎上」を警戒していることと、閲覧しかしていないので、そこまで必要性を感じていないから。(男性25歳)
- 次から次へと似たようなサービスがあり、流行りすたりも早くて疲れてしまった。もはや覚える気力なし。ネットが無い時代に戻りたい。(女性38歳)
- 時代と共に企業の宣伝などが多く、個人的につまらなくなってきた。(女性65歳)
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