AED、CKD、PMDD… 販促物やクリエィティブで略語・頭字語は使わない方がいい?
CM、QR、SNS、LED、SDGs、LGBTQ…。世代問わず広く認知されている言葉もあれば、PMS、PMDD、CKD、AED、HSP、DTx、PTSD、ME、DX、ARなど、当事者や業界人、ビジネスパーソンでなければわからない言葉もある。こういった略語・頭字語を販促物やクリエイティブで使って良いものかどうか、迷った経験がある人は多いだろう。
文化庁が実施した「国語に関する世論調査」によると、略語・頭字語の意味がわからず困った経験がある女性(16〜70歳以上)は全体で86.5%で、年齢が高いほどその割合が高まることがわかった(以下グラフ)。「略語・頭字語を使うことを好ましくない」と感じている女性は半数を超え54.4%で、その理由のトップは「意味がわかりにくいから」で95.3%に上った。
全世代に通じる言葉であれば問題ないが、認知率・理解率・使用率が低く限定的であることが想定される場合は、略語・頭字語は避けた方が良さそうだ。簡単に表記できるので、便利かつ見え感はカッコイイのだが。
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