2021年 女性の消費トレンド(1/6)
2021年版の女性の消費トレンドを公開しました。こちらからご覧ください。当稿の以下内容は2020年版女性トレンド、2019年版女性トレンドです。
目次
2020年度版 女性の消費トレンド
「2020年度の女性の消費トレンドと消費傾向」について、幕張メッセ開催展示会(オリジナル商品開発week/2020.2.20)にて、女性マーケティング専門会社の当社ウーマンズより発表させて頂きました。講演内容と同じ内容を記事にしましたので、2020年度4月からの女性マーケティング戦略立案に今年もぜひお役立てください。内容は以下です。
2019年度版 女性消費トレンド
2019年度の女性の消費トレンドと、把握しておきたい女性市場の課題とは?(本稿は、2019年2月27日開催の東京ビッグサイト展示会「国際OEM・PB開発展」で弊社ウーマンズが登壇した講演の内容をもとに書き起こしています)
お伝えする内容
本日は、メーカー、商社、代理店、流通、自治体、個人事業主の方など業種も事業規模も様々な方にご参加頂いておりますので、なるべく年代やライフコースにとらわれず「若年層から高齢層」を包括的に捉えた上で潮流をご理解いただけるよう、内容をまとめました。
本日お伝えする内容は、ウーマンズが日々行っている、女性消費者動向・トレンドの分析予測、各種主要媒体の定点観測、ヒット商品分析、女性の口コミ分析などをもとに選出しております。2019年の女性の消費傾向の理解を深め、開発ヒント・マーケティングヒントにつなげていただければ大変嬉しく思います。本日は以下の流れでお話を進めていきます。
- 女性市場を変化させる要素
- 2019年の女性市場トレンド
- 把握しておきたい女性市場の課題
- 商機あり!4つの女性市場
女性市場を変化させる要素
2019年は市場に大きな影響を与えるトピックが満載です。「新元号」「消費税増税」「オリンピック開催1年前」「キャッシュレス社会」「サブスプリクションの広がり」「無人店舗の広がり」「AIによるパーソナル化の加速」「ソサエティ5.0」などです。これらも女性の消費に当然大きな影響を与えますが、すでに耳にされてらっしゃる方も多いと思いますので、本日はこのあたりには触れず、女性市場にフォーカスして2019年の動向をお伝えします。
女性市場トレンドを理解するには「何が市場に変化を与えているのか?」を把握する必要があります。例えば「働き方改革・女性活躍推進」は女性の時間の使い方を変え、消費パワーを拡大させています。働く女性の増加で「未婚女性の増加」「晩婚・晩産」が顕著になっています。
商圏が地球サイズになっている点も消費に大きな影響を与えています。こちら(以下)はロシアの人気インスタグラムで、飼い主が飼い猫の写真や動画を毎日投稿。動画はわずか1日で数10万~100万回以上再生されており、コメント欄には中国語、日本語、韓国語、英語、ロシア語など多様な言語で投稿されています。言葉が通じなくても地球サイズで皆で楽しむ。今や商圏に言語の壁はなくなってきています。
このような社会情勢や市場トレンドの変化により、女性の価値観・消費傾向は急速に変化し、よりつかみどころがなくなっています。
なお、女性トレンドには「短期トレンド」と「長期トレンド」があり、短期トレンドは「今年はこのスーパーフードが流行ります!」「この夏は赤色リップがトレンド!」など、数カ月~1年程度でトレンドサイクルが収束するのに対し、長期トレンドは年単位で持続するトレンドをさし、企業が重視すべきは長期トレンドです。今からお伝えする8つの女性市場トレンドは、後者の長期トレンドになります。