トイレットペーパーに新たな価値を、ギフトや健康教育ツールへの活用事例

トイレットペーパーの役割は、用便後の拭き取りだけではない。今、トイレットペーパーに新たな価値を見出し、マーケティングや健康教育のツールに活用する事例が増えている。

トイレットペーパーを学習ツールに

最近特に目立つのは、健康教育や啓発に活用する事例。健康情報が印刷されたトイレットペーパーで、テーマは性教育、認知症、大腸がんなど多様。SDGsや災害対策、子どもの教育など、ヘルスケア以外でも活用が進んでいるので、見聞きしたことがある人も多いだろう。トイレに入ったら必ずトイレットペーパーを使用する女性との相性は特に抜群。トイレは情報量が少ないので目が向きやすい上に、啓発トイレットペーパーならイラストがメインなので、健康無関心層でもスラッと読めちゃう。しかも自宅のトイレなら毎日何度も入るため、情報に繰り返し接触できる。知識の定着率も高い(はず)。ヘルスリテラシー向上にもってこいの有効策だ。

【出典】ブレイブサークル運営委員会(画像は大腸がん検査を啓発するトイレットペーパー。大腸がんに関するクイズを印刷している)

 

トイレットペーパーをギフトに

トイレットペーパーを「ギフト」と再定義すれば、こんなにもおしゃれに。ちょっと高級なイメージの箱に詰め合わせたり、感謝の気持ちをパッケージに施すなどして、ギフト用として販売する事例もある。「贈る高級トイレットペーパー」を謳う望月製紙(高知・土佐)は、その名の通り完全に高級路線。楽天やAmazonといったネット通販のみならず、新宿高島屋などの百貨店でも販売。購入者レビューには、「おめでたい感じがする」「内祝いで購入した」といった声が並ぶ。

【出典】望月製紙

 

啓発用トイレットペーパーを10年前から製造する林製紙(静岡・富士)は、カジュアルギフトを狙ったパッケージでトイレットペーパーの詰め合わせを販売。

【出典】林製紙

 

お歳暮などの贈答が簡略化されプチギフト市場が拡大する中、「ありきたりのギフトよりも意外なギフトを選びたい」といったニーズにも応えるナイスアイディアだ。

 

トイレットペーパーを広告媒体に

個室トイレ内に設置したデジタルサイネージに企業が広告を出稿する事例が増えているが当社ウーマンズも実施してます!、トイレ広告の選択肢はそれだけではない。トイレットペーパーそのものを媒体にすることだってできる。トランプス(神奈川・横浜)が販売するのは、屋外トイレの広告枠。トイレ内にポスターなどを掲出するほか、トイレットペーパーへの印刷も。トイレットペーパー広告の強みについて同社は、「性別でセグメントできること。長時間視認させられること。他人の目が気にならないからQRでHPにアクセスさせやすいこと。空間を1社で独占しやすいこと」などを挙げている。

【出典】トランプス

 

トイレットペーパーを展示会のノベルティに

トイレットペーパーが活躍するのは、BtoCとCtoCの場面だけではない。BtoBの展示会でノベルティとして活用する事例も。腸の健康状態を確認できるアプリ「腸note」のPRで展示会に出展したサントリーは、ノベルティとして、腸に関する豆知識を掲載したトイレットペーパーを来場者へ配布(ウーマンズラボ編集部も頂戴しました)。会社や自宅に戻ってから捨てられる可能性の高いチラシやクリアファイルなどと比べ、トイレットペーパーなら100%使ってもらえる可能性があるし、持ち帰った社内や部署内でもちょっとした話題にしてもらえる。来場者にじっくりと自社の情報を伝えたいなら、トイレットペーパーを活用したPRに挑戦してみては?

2023年10月に開催された展示会「フェムテックトーキョー」のビジネスデーで、腸noteをPRするサントリー。画像中央のトイレットペーパーを来場者に配布。

 

 

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