幸年期マチュアライフ協会、更年期支援を中高の保護者向けに本格始動 親子の対話促す
更年期の理解促進と家庭内コミュニケーションの改善を目的に、幸年期マチュアライフ協会(東京・港)が、中学・高校の保護者向けに更年期支援プログラムの提供を開始した。第一弾として先月、山脇学園中学校・高等学校(東京・港)でセミナーを実施。保護者の父母70人が参加した。同協会が独自開発した「更年期が幸年期になるカードゲーム」を活用したワークショップも行い、参加者は男女それぞれの更年期の特徴や家庭内で起きる更年期ロスについて理解を深めた。
同協会の調査では、約3割の女性が更年期の不調によって子どもへの態度が変化したと回答しており、「子どもの反抗期と重なって、言う事を聞かない子こどもにすごくイライラする」「イライラして怒ってしまう」といった声が寄せられた。更年期による不調を家族に話しても「なかなかつらさは伝わらない」という声も。こうした現状を受け、”親世代の更年期”と”子どもの思春期”が重なる家庭に向け、支援の仕組みを提供する必要があると判断。その提供場所として、親子が共に集まりやすい”学校”を選んだ。今後は全国の中学・高校に向け、保護者・生徒・教職員を対象にしたプログラム提供を進めていく方針。
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