2月の女性ヘルスケア市場ニュースまとめ、記事48選
2月に公開した記事を一挙振り返り。今月最も読まれたのは、仕事と介護の両立支援に関する概要をまとめた記事。4月から全事業者に両立支援の整備が義務付けられることから、社内での取り組みはもちろん、ビジネスケアラーを支援するソリューション開発という視点からも、各社で関心が高まっているようです。
今月の注目キーワードは、オープンイノベーション(OI)。今月は、女性ヘルスケア業界のOIに関するニュースが相次ぎました。昨年10月に開所した女性の健康総合センターは、センター内に設置したオープンイノベーションセンターの取組みを紹介するシンポジウムを開催。26日には、女性の健康総合センターと当メディア運営のウーマンズが合同で、女性ヘルスケア業界におけるOI推進のコツや最新動向について講演しました。内閣府主催の「日本オープンイノベーション大賞」では、国立循環器病研究センターとカナデビア(旧・日立造船)の協働により開発を実現した、胎児不整脈に焦点を当てた世界初の診断支援システムが受賞を果たしました。
OIはこれまで一部の企業に限られていましたが、イノベーション創出の競争の激化や市場のコモディティ化、専門技術の多様化や深化を背景に、業種問わず多くの企業の間で関心が急速に高まっています。実際に、前述した講演では「早速取り組んでみたい」「最近、自社だけでは頭打ちを感じている。打開策になると思った」といった感想・意見が聴講者から聞かれ、活況目前を感じさせられます。健康・美容業界でのOIの事例増は、日々のリサーチや取材を通じて編集部も実感しています。各社の取り組み事例は、引き続きキャッチアップして記事で紹介していきます。
女性の健康ニュース
- 日本初、「父親の産後うつ」を防ぐ自治体向けの父親支援マニュアル
- 4月に始まる「仕事と介護の両立支援の整備」、何が義務化される?概要を理解
- 広島県の女性の健康寿命、なぜ全国下位?県が他県との比較調査で原因を明らかに
- フェムテック・メンテック・最新の健康トレンド、350社が出展 健康博覧会
- トランプ政権の「性別は男女の二つだけ」に賛同の声、真のDEIは「差別はしないが過剰な特別扱いもしない」
- 「子どもは産まない」が言えない…、産む役割を担う女性故の苦悩や生きづらさに反響の声
- これまで研究されてこなかった「女性のうつ」と「日本食」の関連を明らかに、20〜70代の女性を調査
- 「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」最終報告会
- 治療における男女格差を埋めることは、製薬企業の新たな収益機会に R&Dチームがすべき5項目
- 女性起業家のビジコン「ウーマンズビジネスクランプリ2025」、ファイナリストによる4つの健康ソリューション発表
- WELL認証、従業員がオートマティックに健康になれるオフィス空間が続々
- 従業員の運動促進による3大効果、スポーツエールカンパニー認定の1,491社に調査
- 健康寿命、都道府県ランキング 男女別(最新)
- 初の「乳幼児生活状況調査」で、乳幼児の健康リスクや妊産婦の孤独感を明らかに 480の貧困世帯の実態
- Fem+(フェムプラス)、2025年の開催を延期 次回は2026年5月
- オープンイノベーションで実現、世界初の胎児不整脈の診断支援システム 国立循環器病研究センター×カナデビア
- 女性の健康総合センター、オープンイノベーションセンターの取組みを紹介 ビジコンやオープンラボ開設
- ヘルスケア業界のメインプレイヤーがわかるカオスマップ3選(Vol.1) アプリ・ウェルネスツーリズム・認知症
- 子どもの時の肥満が、PMSの早期発症やPMDDのリスクに 女性6,524人を調査
女性ヘルスケア業界動向
- 医療分野の革新的な研究開発を表彰、協和キリン・富士フイルムなど13件が受賞 日本医療研究開発大賞
- 女性のライフコースアプローチ、健康施策の基盤として国内外で本格始動
- 機能性化粧品の市場規模2.6兆円へ拡大、機能性を重視した商品選択が活発化
- 高齢者特有の課題を解決する新ビジネスを助成、アシストスーツや生成AI活用など10件を採択 東京都
- ヘルスケア領域に特化した生成AI活用のガイドライン、第2.0版を公開 JaDHA
- 敏感肌化粧品の市場規模は1,010億円へ拡大、「敏感肌+αの機能性」の需要増に化粧品メーカーも対応
女性生活者のデータ分析
- 女性が健康維持のために優先したい、3大行動(20〜60代)
- シニア女性向けのマーケティング&ビジネスのコツがわかる、記事25選
- 評価の点数が高くても否定的な口コミがあると、女性は購入を躊躇うのか?
- 女性たちの健康・医療の情報収集行動
- 65歳以上が「健康のために心がけていること」 性・未既婚・子の有無・収入で異なる傾向
- 「ブランドの知名度や受賞歴」VS「口コミ」、女性が重視するのはどっち?
- 女性の健康意識・健康行動・ヘルスリテラシーがわかる記事、33選
- AI・ロボティクスへの受容性、4カ国の比較調査でわかった普及における課題
- 女性の美容医療の利用率は最高水準に、リピート率は44%で日常的な選択肢に
- 女性の更年期症状の軽減には食事・運動・睡眠の3軸で対処を、健康ビッグデータ調査
- フェムケア市場の拡大は50代以上の中高年層がけん引、6,000店舗の販売データと5万人の買い物データから考察
- 女性ヘルスケアマーケティングで排除すべき「アンコンシャス・バイアス」41項目、思い込みは男性の方が強いことが明らかに
マーケティング事例
- 長生きを覚悟、人々の意識も製品・サービスも「人生100年時代仕様」へ
- 【ワールドキャンサーデー】がんと共生の時代、製薬・美容・食・運動・IT企業によるソリューション事例
- 女性たちの病中・病後を支える共生アイテム、なぜ商機は今?
- ティップネスの新業態、目指すは「サードプレイスジム」 仕事・カフェ・美容ケアで若年女性の取り込み狙う
女性のヘルスケアトレンド
- 【人気商品の事例】美容室専売品ながら圧倒的な認知、女性客を逃さない実力派のヘアケアブランド
- 新発想のリラックス法、アップルパイの香りを注入したブランケット 米ウォルマート
- 最優秀賞は3COINS、顧客層を見直し商品デザインを一新した取り組みで売上増 女性のあした大賞
- 2030年の消費は「健康」が軸に、完全食の浸透・3Dプリンターによる医療・感情認識センサーによるメンタルケア
ウーマンズ図書室
- α世代って何者?Z世代と何が違う?どんな消費をする?国内初の本格的な解説書
- 顧客との関係づくりや売上・サービス向上に寄与する「企業キャラクター」、自社での開発方法を徹底指南
- 医療現場で行動経済学はどう活用されている?ナッジを適切に活用するための実践例
女性ヘルスケア市場はどうなる?最新動向
ヘルスケア領域の女性トレンドと業界トレンドを、今年度も徹底分析!最新動向を全103ページのレポート「「女性ヘルスケア白書 市場動向予測2024 〜健康トレンド・業界動向・女性ニーズ〜」にまとめています。昨年は2,300社にご利用いただいた、毎年人気のアニュアルレポート。ぜひご活用ください!
運営元
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本メディアを運営するウーマンズは「女性ヘルスケア市場専門のシンクタンク」として、女性ヘルスケア事業の成長・変革を推進するマーケット情報を収集・分析・整理し、最新知見を企業様にご提供しています。「豊富な支援実績」「15年にわたる調査分析で蓄積した知見やノウハウ」「業界ネットワーク」を活かし、女性ヘルスケア事業を行う産学官の課題解決に取り組んでいます。最新レポートや新着セミナーのご案内、ヘルスケア業界の重要ニュースなど、ニュースレターで配信中。ぜひご登録ください!
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「女性ヘルスケア」をテーマに、ビジネスカンファレンスの企画開催/BtoB展示会の企画開催/BtoCイベントの企画開催/業界人限定の交流会などを実施。多様な形で、企業動向や生活者動向に関する情報を集め、分析し、整理して、業界の皆さまに最新の知見をご提供しております