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カーブス、日本初の先駆的モデルに がんセンターと連携で患者の運動療法を支援

40~70代を中心に約84万人の会員を抱える女性専用30分フィットネス「カーブス」を運営するカーブスジャパン(東京・港)は、埼玉県立がんセンター(埼玉・伊奈)と連携し、がん患者向けの運動療法支援を今月16日に開始した。

同センターのがんエクササイズ外来で発行される運動処方に基づき、患者は生活圏内のカーブス店舗で運動を行うというスキーム。店舗内では、専門インストラクターが運動処方に従って個々の運動をサポートする。体調確認や使用制限のあるマシンにも配慮する。運動履歴や体組成測定の結果は、医療機関と共有。医師とともに、適切な運動療法の継続を支援する仕組みを構築した。

地域のフィットネス施設で医師の処方に基づく運動支援を提供する取り組みは、日本初(同社調べ)。全国に約2,000店舗あるカーブスのうち、まずは埼玉県央地域の9店舗で実施する。

がん治療における運動の有用性は国際的にエビデンスが蓄積され、治療中・治療後の運動が、倦怠感の軽減、QOL向上、再発・死亡リスク低下に寄与することが報告されている。だが、退院後に患者が医療的配慮の下で運動を行える環境は全国的に不足している。そんな中で今回の連携は先駆的なモデルとなるもので、同社は今後、全国での連携を進めていきたいとしている。

 

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