コロナ自殺、自殺者数は過去最少を記録も終止符か

警察庁は今月17日、令和元年の自殺者数は対前年比671人(約3.2%)減で20,169人だったと発表した。平成22年以降10年連続の減少で、昭和53年から始めた自殺統計で過去最少となった。

とは言え、令和2年は突然のコロナショックによる大不況でコロナ自殺が増えるかもしれない。自粛モードが続く中、解雇や派遣切りで突然収入がなくなった人や、個人事業主で仕事量が減り生活がままならない人々がすでに出てきている。自殺者は無職の人が圧倒的に多く、また、自殺動機で2番目に多いのが「経済・生活問題」であることを考えると、その可能性は否定できない。

在北京ジャーナリストの宮崎紀秀さん(元日本テレビ記者)の「ネット授業を受けられず貧困少女が自殺未遂。新型コロナの思わぬ影響」によると、中国では新型コロナウィルスを原因に貧困家庭の15歳の少女が服毒自殺を図ったとのこと。相澤冬樹さん(大阪日日新聞編集局長・記者 元NHK記者)も「新型コロナで増加の恐れ 自死遺族の法律相談 LINEでできます」の中で、「この3月は数年ぶりに自殺者が増える恐れがある」と指摘している。

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