2022年の「人口動態統計」公表 出生数は過去最小、死亡数は過去最多
厚生労働省は6月2日、2022年の人口動態統計を公表した。人口動態統計は、出生・死亡・死産・婚姻・離婚の実態を把握することを目的にした基幹統計で、2022年の概要は以下。
- 出生数は過去最小
出生数は77万747人で、前年の81万1622人より4万875人減少。7年連続で減少しており過去最小を更新。統計を始めた1899年以降で最小に。第一子出生時の母の平均年齢は30.9歳 - 合計特殊出生率は過去最低
合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む見込みの子どもの数の平均)は1.26で、前年の1.30から低下。7年連続で低下しており過去最低を更新 - 死亡数は過去最多
死亡数は156万8961人(男女計)で、前年の143万9856人より12万9105人増加。2年連続で増えており過去最多に。死因順位は、女性は「1位:悪性新生物(162,502人)」「2位:老衰(129,561人)」「3位:心疾患(119,931人)」。男性は「1位:悪性新生物(223,285人)」「2位:心疾患(112,948人)」「3位:老衰(49,963人)」。新型コロナウイルス感染症による死亡数は男女計で47,635人 - 婚姻件数は3年ぶりに増加
婚姻件数は50万4878組で、前年の50万1138組より3740組増加した。3年ぶりに増えた。平均初婚年齢は男女ともに昨年比で上昇し、妻は29.5歳から29.7歳へ。夫は31.0歳から31.1歳へ - 離婚件数は3年連続で減少
離婚件数は17万9096組で、前年の18万4384組より5288組減少。3年連続で減少
0〜100歳以上の男女別・年齢階級別の死因順位は、「日本人の死因ランキング、男女別・年齢別(2023年公表)」に掲載。
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