2030年までに熱中症による死者を半減へ、政府が対策強化
政府は5月30日、熱中症による死亡者を2030年までに現状の半分である約650人までに減らす計画を閣議決定した。年々深刻化している熱中症の対策強化が背景にあり、現在は5年平均で毎年約1,300人が熱中症で死亡している。具体的な施策は以下。
- 命と健康を守るための普及啓発及び情報提供
- 熱中症弱者のための熱中症対策
- 管理者がいる場等における熱中症対策
- 地方公共団体及び地域の関係主体における熱中症対策
- 産業界との連携
- 熱中症対策に関する調査研究の推進
- 極端な高温の発生への備え
- 熱中症特別警戒情報の発表及び周知と迅速な対策の実施
消防庁によると、熱中症で救急搬送される人が増えるのは6〜8月で、2022年は71,029人だった(5月〜9月)。死亡は70代までは男性に多いが、80代以上になると女性が多くなる。
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