コスメ・美容の総合サイト「アットコスメ」を運営するアイスタイルが、2025年の下半期トレンド「@cosmeベストコスメアワード2025下半期トレンド予測」を発表した。アットコスメに投稿されたクチコミや、同社が運営する実店舗での売り上げの分析、ユーザーアンケートなどから６つのトレンドを予測しキーワード化した。

【出典】アイスタイル

2025下半期トレンド予測

主役級ミニコスメ

小型でも高品質な“ミニコスメ”が若年層を中心に人気上昇中。外出に携帯しやすいコンパクトサイズはもちろん、必要な時にすぐに買える手頃な価格やミニサイズのかわいい見た目が支持され、クチコミでは「ミニコスメ」のワードの出現率が前年比６倍に。同社が運営する店舗＠cosme TOKYOでも売上が伸長し、ユーザーアンケートでは「ミニサイズをきっかけに、現品サイズをリピート購入したことがある」と回答した人は全体の約57.1に上った。

#秋肌アラート発令中

紫外線や花粉による“秋の肌荒れ”が新たな注目トピックに。ユーザーアンケートでは66.4%が「紫外線など、夏から蓄積した肌ダメージを感じるようになった」と回答。近年は、肌荒れの原因として花粉を認識する人も増えていることから、秋の肌コンディションへの関心が高まる気配。

五感フレグランス

ここ数年、国内のフレグランス市場が注⽬を集めている。ユーザーアンケートでは「直近１年以内にフレグランスを購⼊した」と回答した⼈は58.3%。そのうち５個以上を所有している⼈は28.1%に上った。化粧品の香りはクチコミで最もよく話題にされるトピックの１つで、特に最近は、化粧品における香りの役割が重視されるようになっている。香りを体験できるイベントや、香りを活用した新発想の商品も登場しており、今後は香りを「身にまとう」だけでなく、五感で「楽しむ」ものへと広がっていく。

素髪ケア習慣

髪を“スキンケア”の視点でケアする意識が一気に加速する見込み。ユーザーアンケートでは、「ヘアケアはスキンケアの延長」と回答した人が全体の約46.4%に上った。今後ヘアケアアイテムはスキンケアアイテムのように「化粧品化」し、消費者は自分の肌や悩みに適した成分のアイテムを選ぶ時代になる。

PBコスメ戦国時代

ドラッグストアやバラエティショップが手掛けるPBコスメが、”選ばれるコスメ”へと昇華。クチコミにおける「PB」のワード出現率は昨対で1.5倍に伸長。同社が発表した今年の上半期ベストコスメでは、スギ薬局のPB「DRIPTUNE」の発酵クリームや、マツキヨココカラ＆カンパニーのPB「CONCRED」のハイモイスチャーメンテナンスシャンプー・トリートメントが受賞した。

マイKAWAII⤴︎

これまでは誰かと同じことが”カワイイの正解”として若者を安心させてきたが、この流れに変化が。自分基準の”カワイイ”を追求する新たな動きが生まれている。ユーザーアンケートでは、「誰かと同じよりも、自分らしいかわいさを重視したい」が37.7%。「自分の顔の特徴を活かしたメイクをしたい」は66.2%に上った。こうした流れを受け、”自分に似合う”と”好き”を両方叶えてくれるアイテムが増えていく。

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