フィットネス施設の将来展望 成長は「ヨガ型業態」
矢野経済研究所は国内のフィットネス業界の動向調査結果を今月公開した。調査結果概要は以下の通り。
- 2019年10月末時点での全国フィットネス施設数は5,928施設
- サーキットトレーニング主体である小規模型のフィトネス施設数が最も多く36.1%
- 急速に施設数が増えている24時間型の施設は23.0%
- 従来主流であった、プール・ジム・スタジオを備えた総合型は19.3%
- 2018年1月~12月にオープンした495施設のうち24時間型が最も多く、急速に拡大
- 次いで新規施設数が多かったのはヨガ型(ヨガ、ホットヨガ、ピラティス等に特化した施設)
- 総合型のフィットネス施設は、他の特化型業態(小規模型・24時間型・ヨガ型)に既存会員を奪われ、施設あたりの売上高が低下するなど、苦しい状況。成熟期から衰退期へ移行
- 過去10年程度、フィットネス市場の拡大を牽引していた小規模型の新規出店が鈍化
- 24時間型、ヨガ型の業態は成長期にあり、この2業態の出店が新規施設全体の60%を占めている
総合型に比べて施設規模が小さくイニシャルコストが軽い「24時間型」と「ヨガ型」は、出店速度が早いのが特徴。同社は当面この2業態は着実に増加していくと分析している。⇒【詳細】2019年10月末の全国フィットネス施設総数は5,928施設(矢野経済研究所)
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