日経BPが徹底予測する2026年、「消費・トレンド」「テクノロジー」「経営・社会」
日経BPが、来年の国内外の動きを予測する「10大徹底予測2026」を発表した。カテゴリーは「経営・社会」「テクノロジー」「消費・トレンド」。

【出典】日経BP
目次
経営・社会
世界供給網は米・中・アジアに分断加速
米中対立と戦争により、世界は不可逆的な分断「Deep Decoupling」の時代に突入する。企業は自由貿易体制を前提としたサプライチェーンの再構築を迫られており、2026年は米・中・アジア太平洋を3つの軸とした「Triple Track」の供給網が必須の条件となる。
AI活用は雇用減より創出の突破口に
膨大な情報を収集分析するAIの能力を掌握すれば、人間は思考判断する能力を飛躍的に高められる。生成AIがホワイトカラーなどのリストラを招く影響よりも、むしろAI活用で生産性が向上し、収益改善を通じて新たな雇用を生むという好循環の突破口になる。
ステーブルコイン、創造的破壊の主役
ステーブルコインの登場で従来の国際金融システムでは不可能な「70秒で国際資金決済」「手数料ゼロ」が実現する。一方で通貨や国債の暴落で価値が棄損するリスクなど既存システムへの悪影響は見過ごせない。ステーブルコインがもたらす国際金融の創造的破壊の行方を探る。
テクノロジー
バイブコーディングが広げるDX格差
自然言語で指示するだけでAIがコードを生成する「バイブコーディング」が台頭。プログラミングの専門知識が無くてもシステムを開発できる時代が到来しそうだ。生成AIを活用して自前でシステムを開発できる実力を備えた企業が生き残り、追随できない企業とのDX格差は否応なく広がる。
光電融合がAIユビキタス時代のカギ
生成AIの普及で懸念される電力不足問題。これを解消する切り札が電気回路と光回路の統合で消費電力を減らす光電融合だ。NTTは2030年に電力効率を100倍にする目標を掲げる。いつでもどこでもAIを使える時代になるかどうかは日本の技術がカギを握る。
フィジカルAI、人口減日本の救世主に
現実世界を認識し、物理的な行動を生成する「フィジカルAI」。その代表格はAIが制御の主役を担う「E2E自動運転」と「ヒューマノイド(人型ロボット)」だ。人口減少による労働力不足に悩む日本にこそ、フィジカルAIは救世主となり得る。
ブタの腎臓移植、「永遠の生命」へ一歩
ヒト以外の動物から臓器を移植する「異種移植」が実用化し、先陣を切る米国では遺伝子改変したブタの腎臓移植が成功した。日本でも臨床試験の準備が始まった。心臓や肝臓移植の可能性も検討が進み、「永遠の生命」に向けた扉が開かれつつある。
消費・トレンド
日本は四季から「二季」の国に
地球温暖化の影響で夏がますます長期化している。春と秋は瞬く間に消え去り、日本は夏と冬しかない「二季」の国になろうとしている。進化する機能性衣料、屋内でアウトドアレジャー…。この気候変動が消費行動と商品開発に与えるインパクトは計り知れない。
第3の消費トレンド「メンパ」が来る
AIエージェントはひとりひとりの趣味嗜好を把握した上で合理的な買い物を代行してくれる。そうなると消費者がこだわるのは買い物でメンタルを削られないことだ。コスパ重視、タイパ重視に続く第3のトレンド「メンパ(メンタルパフォーマンス)」重視の時代が来る。
日本人は「個室」にこもる
オーバーツーリズムに悩む大都市や観光地の喧騒を避け、静寂を求めて個室を選ぶ日本人を狙ったプライベートラグジュアリー市場が誕生する。東海道新幹線は個室タイプの座席を導入する。電気や水を自給する「オフグリッドホテル」の登場で秘境宿にも注目が集まる。
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