海外でクロレラブーム到来 国内再ブームなるか?
海外市場でクロレラブームが到来しているという。健康産業新聞が特集で報じた(『デトックス』『ヴィーガン』『スポーツ』に照準、クロレラ、新市場開拓へ,2020.2.8)。
クロレラは緑藻類の一種。栄養成分が豊富な点が評価され日本国内でもかつてクロレラブームが起きたが、健康食品市場に多種多様な商品が続々登場したことなどが影響し、ブームは落ち着いてしまった。クロレラの特徴は以下。
一般的にクロレラは乾燥しタブレット などの形状で利用されています。その成分の質を確認すると、100g当たり たんばく質が約60g含まれていること、各種ミネラル、ルテイン、葉酸、B6、 B12、カロテンなどのビタミン類も含まれていることが確認できます。
(中略)クロレラは、多くの栄養素や健康成分を含んでいますが、残念ながらその全貌は明らかにはなっていないのが現状です。また、近年『成分が体内で本当に利用されているか』ということが議論になっていますが、少しずつ確認されている成分のうち、ルテインなどの健康成分について体内での利用状況や効能が明らかになってきています。もちろん、クロレラは多くの成分を含むので単一の成分のみによる効能であるとは断言できません。(引用:北海道医療大学 医療技術学部 臨床検査学科内クロレラ・機能性植物研究会)
今後、クロレラが再度日本国内でブームになることはあるのか?日本で再ブームを起こすとしたら、若い世代の女性を対象とした“植物性タンパク質”の切り口が一つのマーケティング案かもしれない。「筋肉女子」のトレンドが “定着期”へ移行したことも相まって、女性の積極的なタンパク質摂取は若い世代から高齢世代まで、幅広い世代で受け入れられるようになったからだ。
また、前述の健康産業新聞は次のように述べている。「海外市場において、『スポーツ』『デトックス』『ヴィーガン』の各マーケットでクロレラが台頭してきているのは、日本でのクロレラ市場再興の大きなヒントになる」。
女性の健康食品の選択基準は?
小林製薬の紅麹サプリを巡る問題で、健康食品への不信感や動揺が消費者の間で広がっています。特に男性よりも健康意識・健康行動者率が高い女性による “健康食品の摂取控え” が懸念されることから、健康食品を普段摂取している20〜70代女性を対象に、健康食品に対するイメージの変化や、今後の摂取意向、今後の健康食品の選択基準を調査しました。女性たちのリアルな声からは、今後の健康食品の開発・販促・コミュニケーション設計のヒントを見つけることができます。詳細は「紅麹サプリ問題で、健康食品の選択基準に変化 女性消費者分析でわかった88キーワード」へ。
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