発売2年半経過も大人気「やせおかシリーズ」 アラフィフ女性に人気

「作りおき」をテーマにしたダイエットレシピ本の売れ行きが好調だ。料理研究家である柳澤英子氏の著書「やせおかシリーズ」は165万部を突破した大人気のダイエット本。アマゾンの「食事療法」カテゴリーでは、2015年1月発売から2年半たった2017年6月1日時点でも4位にランクインしている人気っぷり。ヒットするダイエットレシピ本は時代とともに変化するが、近年のヒット本に共通するのは「おいしい」「満足」だけではなく、「簡単」を重視していることだろう。

やせるおかず 作りおき: 著者50代、1年で26キロ減、リバウンドなし!

 

人気の理由は「やせる環境づくり」と「時短」

食事で太る原因の1つは、忙しくて料理が手抜きになると主食がメインで品数が少なくなること。冷蔵庫・冷凍庫に常に作りおきのおかずをストックしておけば、その問題は解消できる。そこにフォーカスしたのがこちらのシリーズ本。作りおきにより「やせられる環境作りができる」という考え方がベースにある。ダイエット目的ではなくても、作りおきは今女性にとって大切なテーマ。特に働くママの間では、1週間に1回のまとめ買いや1週間分の作りおきで平日の料理の時間を節約するスタイルが広まっている。大容量冷蔵庫の売れ筋が良いことからも、そんな女性たちのニーズが垣間見える。「作り置き」は今女性にとって大切な食スタイルと言える。

 

50代の著者 更年期世代の女性の支持を集めやすい

更年期以降は女性ホルモンの働きにより太りやすくやせにくく、ダイエットを諦めている女性も多い。そのような「やせにくい」年代の女性に、「著書が50代」というアピールは響きやすい。実際にカスタマーレビューを見てみると、40〜50代の女性に多く支持されている。ダイエットで話題になる書籍や拡散されやすいwebメディアは若年層向けが多い中、アラフィフ世代向けのダイエット本は貴重だ。

 

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