アラフォー世代のアイライナーが黒ではなく茶色がトレンドの理由
40代のアイメイクは茶色が人気だ。40代を対象にした女性向け美容月刊誌、美ST(光文社)が、今年2月号で「コンプレックス解消メーク」として、茶色のアイライナーを使ったアイメイクのハウツー記事を写真とともに掲載したところ、読者アンケートで大反響だったという。それを受け、7月号で再度「一重さん、奥二重さんは“茶ライン”で目が見開く」というタイトルで記事を掲載している。
40代特有の悩みは、上瞼のたるみにより目が小さく見えてしまうこと
40代の目の悩みの一つが、老化による上瞼のたるみ。以前は二重だったとしても、年齢とともに上瞼が下がってくることで奥二重、あるいは一重になるため、若い頃よりも目は小さく見えてしまう。
一般的には、目をぱっちり見せるために黒のアイライナーが使われるが、奥二重、一重の人が黒を使用すると、黒の「引き締める性質」のせいで、返って目を小さく見せてしまう上にきつい印象に。一方、茶色は奥行きが出て優しい印象にもなり目を大きく見せる。このような色の性質を利用して、加齢により新たに生まれた悩みを解決する。
美容系雑誌やメイク関連広告のモデルは、年齢的に若い、または上瞼がたるんでいないパッチリ二重が起用されることが多いため、一重や奥二重、上瞼がたるみ始める40代以降の女性が参考にできる現実的なメイク方法が紹介されることは少ない。今回この記事が話題を集めたのは、困っている女性が多いという裏付けだ。
女性のメイクの悩みは年齢別に変化していく
若い頃のメイクの悩みは、「可愛くなれるメイクテクニック」「小顔に見せるテクニック」「自分に合うアイシャドウの色は?」「毛穴を隠したい」「流行のメイクを取り入れたい」など。アラフォー以降になってくると、そこに新たな悩みが加わる。「老化により新たに発生したコンプレックスをどうカバーするか?」だ。フェイスライン・まぶた・首のたるみ、毛穴にたるみ、ほうれい線、シミ、シワ、二重あご、ハリツヤがなくなる、など。女性のメイクの悩みは年齢別に変化していく。
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