アラフォー世代がメイクで重視するのはトレンドよりも…?
アラフォー世代をターゲットにするプレシャス3月号(小学館)は、大人世代のメイクとして「加齢トラブル解消」のメイクを提案。ツヤ肌のトレンドは取り入れつつも、アイメイクに関しては加齢カバーがテーマだ。小さな加齢トラブルであれば数日間のケアや生活習慣の見直しで回復が可能だった30代までとは異なり、アラフォー世代は、女性ホルモンの乱れやコラーゲンの減少などが影響し、加齢トラブルが「本格化」。この世代がトレンドメイクよりも加齢解消メイクに興味関心を寄せる理由だ。
アラフォー世代のあるある加齢トラブル
アラフォー世代、40代のあるある加齢トラブル一例はこちら。
- 老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)が徐々に増えてくる
- ニキビ跡がシミになる
- コラーゲンの減少に伴い、肌のハリや弾力が失われてくる=シワやたるみが目立ち始める
- 毛穴の目立ち
- 全体的なくすみ
- 笑いジワが固定化し深くなる
- 目の下のクマ、くすみ
- まぶたのたるみ
- フェイスラインの崩れ
など
アラフォー世代が求めるメイクは、「程よいトレンド」と「自然な若さ」
アラフォー世代は、「年齢を感じさせる古いメイク」は避けたいけれども、「程よいトレンドは取り入れたい」「無理に若作りはしたくない」。取り入れるものと取り入れないものを適度に切り分けてメイクをするのがこの世代の特徴だ。以前大流行したキーワード「美魔女」は、「40~50代になって無理した若作りは痛々しい」「恥ずかしい」「無理しているみたいで疲れそう」といった理由から今は敬遠されている(魔女という言葉に違和感を持つ女性も多い)。今は、無理な若作りよりも「自然な加齢」が女性全体のトレンドになっている。以下の記事も参考にしたい。
合わせて読みたい記事
<編集部おすすめ記事>
■美容・健康商品のトレンドは“マルチ訴求”、Dior・花王・カゴメの事例
■化粧品の「成分買い」が浸透、女性に人気の美容成分トップ5(20〜50代)
■コーセー、医療・健康領域を推進 iPS細胞を用いた美容商品に続き新ブランド立ち上げ
■トレンドは逆転、「美容のために健康」から「健康のために美容」へ、美容企業の取組み 資生堂・ポーラ・ホーユー
■化粧品メーカーが健康レストラン運営に続々と参入、ファンケル・THREE・SHIROの事例