何がインプラント失敗を招くのか?絶えない危険なトラブル報告(1/3)

歯を欠損しても、天然歯と変わらない見た目と機能の回復を望める「インプラント」は、これまでの歯科治療のデメリットをくつがえす画期的な治療法の一つとして登場した。しかし2007年にはインプラント手術により死亡したという症例が発生。国民生活センターへの相談も増加傾向にあり、インプラント治療の危険性も示唆されている。

インプラントとは?

見た目と機能の回復が見込めるインプラント治療は、機能性の高さからニーズは高まりつつあり、インプラント治療を提供する歯科医院は増えてきている。

人口歯をあごの骨に埋め込む治療

一般的に呼ばれている「インプラント」とは、「歯科インプラント」のこと。歯科インプラント治療とは、虫歯や歯周病、外傷などで失われた歯の代わりとして人口歯根(人口の歯の根=デンタルインプラント)を顎の骨や顔面の骨に埋め込み、その上に人口の歯を設置する治療を指す。詳細は以下動画の解説が分かりやすい。

歯を損傷した場合、歯根が残っていれば“差し歯”で対応することができるが、なければ“入れ歯”や“ブリッジ”という治療法が選択肢となる。一般的に、入れ歯は歯が多数欠損した場合や支えとなる歯がない場合に行い、ブリッジは失った本数が1~2本の場合に行う。

治療費は抑えられるが、入れ歯は取り外し可能で固定が強くないため、その分噛む能力は劣ってしまう。ブリッジは、両隣の歯に強固に接着させるため、硬いものでも自由に噛むことができる一方で、失った歯の両隣にある健康な歯を支えとするため、両隣の歯を削らなくてはならないというデメリットがある。

“インプラント”は見た目も天然歯の状態により近く、チタン製の人工歯根が骨と結合するため、天然歯と変わらない力で噛むことができる。見た目も美しく、異物感も少ないとあって、差し歯・入れ歯・ブリッジよりも満足度が高い。

年々高まる需要

補綴物(ほてつぶつ。詰めもの、かぶせもののこと)としては現在はブリッジと入れ歯が一般的で、インプラントを利用する人は全体的に見ても少数。しかしその機能性の高さにより満足度は高く、需要は高まっている。

歯科インプラント手術を実施している歯科診療所は11,311施設で2割程度だが(厚労省による2011年の調査時点)、歯科用インプラント材の生産・輸入数量は経年的に増加している。

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