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代替タンパク質の世界市場5,723億円、人国増加・地政学リスク・気候変動を背景に43兆円へ

矢野経済研究所は今月17日、世界の代替タンパク質の市場規模を発表した(※)。メーカー出荷金額ベースで、2024年は推計5,723億3,000万円。(※)植物由来肉、植物由来シーフード、植物由来卵、培養肉、培養シーフード、植物細胞培養、食用昆虫タンパク計

人口増加と環境負荷の高い畜産への依存により、従来の動物性食肉のみで需要をまかなうことが難しくなるとの見方が強まっていることや、地政学リスクによる食料供給の不安定化から、代替タンパク質への関心は引き続き世界的に高まっている。豆類や野菜などを原料とする植物由来肉、動物細胞を培養して製造する培養肉、昆虫由来タンパク質の他、植物由来シーフードや培養シーフードの研究開発も進展。近年ではさらに、植物由来卵、植物細胞培養によるコーヒーやカカオなど、新たなカテゴリーの開発も注目を集めている。

今後は人口増加のみならず、気候変動の影響による家畜の生産効率低下や、海洋温暖化に伴う漁獲量減少も背景にタンパク質不足が加速する可能性があり、代替タンパク質が持続可能な食料生産に寄与すると期待されている。市場は今後も拡大基調で推移すると見られ、2030年に1兆652億円、2035年に5兆4,716億円、2040年には43兆2,497億円へ成長する見込み。

 

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