【男女の違いvol.11】配偶者の健康心配するのは夫より妻 ヘルス・リテラシーの男女差

一般的に男性よりも女性の方がヘルス・リテラシーが高いことが知られている。その理解の参考となる調査結果があるのでご紹介したい。

配偶者の健康を心配するのは夫より妻

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険が行った「健康に関するアンケート調査」で、夫、妻、それぞれに「配偶者の健康状態についてどのように感じていますか」と尋ねたところ、相手の健康を心配している割合は夫よりも妻が高いことがわかった。(損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険調べ「健康に関するアンケート調査」2017,対象:小学1年生から6年生までの子をもつ家族400組)

画像:損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険「健康に関するアンケート調査」

自分自身の健康への関心が低いから妻の健康に関しても関心が低いのか、それとも「妻はきちんと自分で健康管理しているから心配は不要」と思っているのかはわからないが、夫の方が配偶者を心配する人が少ないのは、女性よりも男性の方がヘルス・リテラシーが低いことが関係しているかもしれない。

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女性のヘルス・リテラシーが高い理由

女性のヘルス・リテラシーが高い理由はいくつかある。1つ目は、若い時から美容意識を持つ女性は、自分自身の体の状態と向き合う機会が多いことだ。わかりやすい例がダイエット。太らない食生活のためにカロリーやGIの知識を身につけ、自然と栄養学についても理解を深めていく。遅い時間の食事をしないように気をつけたり、定期的に運動もする。きれいになるために健康的な生活を送るようになり、自然とヘルス・リテラシーが高まる。

2つ目は、女性の「他者の面倒を見る」性質だ。同時に複数のタスクをこなしたり複数のことに気を配れる女性は、他者の面倒を見るのが得意だ。特に結婚したり子供を持つとその意識が強くなり、実際に、親や子供など家族の面倒を見るのは女性の方が多い。これまでの性別役割分業による見方もあるが、やはり他者の面倒を見るのは女性が得意とする分野だ。自分が主導して家族の面倒を見ることで、やはりヘルス・リテラシーは自ずと高まる。

3つ目の理由は、女性ホルモンによる心身の変化を通じ、日々の体調管理が長年かけてライフワーク化していること。月経、妊娠・出産、更年期、それぞれの時期で様々な不調に悩まされる経験から、女性は日々の体調や体の変化を自分自身で敏感に読み取れるようになり、不調に悩まされないためにどうすれば良いのか?といったセルフケアにアンテナを張りめぐらせる。女性ホルモンで心身の状態が大きく左右されることを経験的に理解している女性にとって、体調管理は日常業務のようなものだ。女性の健康意識が高い最も大きな理由と言えるだろう。

健康商品は女性に響きやすい

女性の方がヘルス・リテラシーが高いことを考えると、やはり健康関連の商品・サービスは女性により強く響きやすい。夫や子供、親などに向けた商品を売るなら、男性ではなく「女性ウケ」を先に考えるのが良さそうだ。

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