女性の理解に 「思秋期」
思春期に対し、性ホルモンが減少し年老いていく段階を思秋期と呼ぶ。およそ40~60歳の頃を指し、男性よりも女性の方が「思秋期」が表面化しやすいと言われる。思秋期の特徴としては「さまざまな事に対し億劫になる」「人・モノ・コトなどにときめかなくなる」「思考がワンパターン化する」「柔軟な発想ができなくなる(頭が固くなる)」などが挙げられる。
日経ヘルス5月号pp.52-53(日経BP社 )では、「人間の老化は『知力』『体力』よりもまず『感情』から始まる」とし、思秋期について取り上げている。詳細:日経ヘルス 2018年 5 月号
女性の方が「思秋期」が表面化しやすいのは、女性ホルモンによる影響の他に、「環境=周囲の目」も関係していそうだ。周囲から「〇〇さん、もう〇〇歳過ぎているのに派手な服装してるわ」「ママなんだから、夢を追いかけていないで現実を見ないと」と言われたり、「もう〇〇歳だから、新しいことにチャレンジするには遅い」と自身でブレーキをかけたり。とかく日本人は自分や他人を「年齢」で判断しがち。女性の方が思秋期が表面化しやすいのは、このように「精神的な老け」が中年頃から始まるから、かもしれない。
女性の思秋期をテーマにした「女性応援」に取り組む企業は少ない。新たな開発・販促テーマにいかがだろうか。思秋期に関する書籍はまだ少ないが、より深く学びたい方は以下がおすすめ。詳細:思秋期 -感情的な人ほど早く老いる! ?-
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