育児や介護をしている女性の有業率は? 就業構造基本調査

総務省統計局は、昨年10月に全国で実施した「平成29年就業構造基本調査」の結果を公表した。育児や介護をしている女性の有業率含め、主な結果は以下のとおり。

  • 育児をしている女性の有業率は50.7%で、全ての年齢階級で上昇(平成24年比較)
  • 育児をしている女性の有業率が高いのは島根県、福井県、高知県
  • 出産・育児を理由に前職を離職した人は、23万1千人減少(平成24年比較)
  • 過去1年間に「出産・育児のため」に前職を離職した女性の割合が高いのは香川県、大分県、愛知県、沖縄県
  • 育児をしている雇用者の1日当たりの家事・育児時間は男性が1時間未満、女性が4~6時間未満
  • 過去1年間に「介護・看護のため」に前職を離職した人は9万9千人とほぼ横ばい(平成24年比較)
  • 過去1年間に「介護・看護のため」に前職を離職した者の割合が高いのは和歌山県、長野県、福島県、山梨県
  • 介護をしている女性の有業率が高いのは、長野県、岐阜県、佐賀県
  • 介護をしている女性の有業率は49.3%で、70歳以上を除く全ての年齢階級で上昇(平成24年比較)
  • 介護をしている雇用者の介護日数は男性が月に3日以内、女性が週に6日以上
  • 有業率は男性が0.4ポイント上昇、女性は2.5ポイント上昇(平成24年比較)。年齢階級別に見ると男性は特に「60~64歳」「65~69歳」で大きく上昇、女性は全ての年齢階級で上昇
  • 生産年齢人口(15~64歳)の女性の有業率が高いのは福井県、山形県、富山県
  • 夫婦共働き世帯の割合が高いのは福井県、山形県、富山県

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