他人には厳しく自分には甘い、フェイスラインのたるみ 気づきの提供が必要

自分の顔を真正面から鏡で見ることはあっても、あらゆる角度から客観的に見る機会が少ないせいか、友人など他人のフェイスラインのたるみを見る目は厳しいのに、自分のたるみには甘い女性が多いようだ。

資生堂が行ったフェイスラインのケアに関する意識調査では、シミ・そばかすや毛穴、ほうれい線、乾燥など女性たちが気にしているエイジングサインと比べて、自分のフェイスラインのたるみを気にしている人が少ないという意外な結果が出た。女性たちにフェイスラインのたるみケアを促すには、まずは「気づかせる」ことが先かもしれない。

フェイスラインのたるみ「気になる」は2割

30~50代の女性1,000人に、「肌悩みで現在気になること」を聞いたところ次のような結果に。「フェイスラインのたるみ」をあげた人はわずか2割。多くの女性が気にしているのはシミ・ソバカス、毛穴、ほうれい線、乾燥だった。

肌悩みで気になることアンケート調査結果

出典:資生堂

  1. シミ・ソバカス(53.1%)
  2. 毛穴(38.4%)
  3. ほうれい線(31.8%)
  4. 乾燥(27.6%)
  5. フェイスラインのたるみ(20.5%)
  6. くすみ(19.9%)
  7. 目もとのシワ(17.6%)
  8. 目もとのたるみ(12.6%)

 

フェイスラインのたるみを気にしている人は少ないからか、フェイスラインのたるみのケアをしていない人は約6割に上り、ほとんどの人がケアをしていないことがわかった。

他人には厳しい、フェイスラインのたるみ

自分のたるみを気にしている人は少ない一方で、他人を見る目は厳しいようだ。久しぶりに会った友人など自分以外の女性の肌を見たとき年齢を感じるポイントについて聞いたところ、最も多かったのは「ほうれい線」、次いで「フェイスラインのたるみ」で44.4%。多くの人が「他人のフェイスラインのたるみ」を見て、老けたと感じていることがわかった。フェイスラインのたるみについては、自己認識と他者認識でギャップが大きい様子がうかがえる。

自分以外の女性の肌を見たとき、年齢を感じるポイント

出典:資生堂

  1. ほうれい線(59.4%)
  2. フェイスラインのたるみ(44.4%)
  3. 目もとのシワ(44.4%)
  4. 目もとのたるみ(37.1%)
  5. シミ・そばかす(34.2%)
  6. くすみ(14.4%)
  7. 毛穴(11.1%)
  8. 乾燥(8.4%)

自分のフェイスラインのたるみは盲点

年齢による顔の形状変化を客観的に示したシミュレーション動画を見る前後で、「フェイスラインのたるみ」に対する意識が、どう変化するかを調べたところ、視聴前に10年後深刻化しそうな3大肌悩みとして「フェイスラインのたるみ」をあげた人は、わずか34.0%だったが、 視聴後に 同じ質問で「フェイスラインのたるみ」 をあげた人は57.9%となった。「フェイスラインのたるみ」は、多くの人にとって客観的なシミュレーションを見るまで気づかない盲点となっていたことがわかった。

フェイスラインのたるみ悩み

出典:資生堂

だが、シミュレーションで顔の形状変化を見なくても、自分自身のフェイスラインのたるみが気になるシーンは時々だがある。証明写真を撮った時、同窓会の写真を見た時、メイクをしている時、斜め前や斜め後ろなど自分では普段見ない角度から撮った写真を見た時などだ。

とは言え、自分の顔を自分で見るのはやはり真正面からが最も多い。自宅の洗面台の備え付け鏡も、レストランや買い物など外出先のトイレも、コンパクトミラーを見ながらメイク直しをする時も、真正面から自分を見るし、程よく調整された照明でたるみが目立たないことも多い。「たるみはまだまだ大丈夫!」なんて思っているのは自分だけ、なんてことに陥っている可能性は高い。

マーケティングに工夫を

女性が気にするエイジングの3大悩みといえば、「シミ・シワ・たるみ」なんてよく言われるが、実際のところは、自覚する頻度と機会は「シミ・シワ」と「たるみ」では異なるようだ。同じエイジングケア商品・サービスでも、たるみケアについては、”買いたい”  の気持ちを引き出す前に、”気づき” を与えるプロモーションが必要かもしれない。

 

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