資生堂、エピジェネティクス研究によるスキンケア商品を発売 シミ発生の根本原因に着目
資生堂は2月に、グローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」から、エピジェネティクス研究により開発したスキンケア商品を発売する。シミが発生する根本原因に着目し、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ、薬用美白美容液と美白マスク。
エピジェネティクス(後成遺伝学)は、紫外線や乾燥、生活習慣などの環境要因によって、DNA情報が後天的に変化するメカニズムを研究する分野。同じ遺伝子や遺伝子情報を持つ一卵性双生児であっても、環境の違いにより肌の質感や色、形が変化することが知られている。これは、遺伝子そのものが変化しなくても、外部環境の影響によって遺伝子の発現が変わり、その結果として個々の特徴に差が出ることを示すもので、美容や医療、健康など幅広い分野で注目を集めている。食領域では、女性の健康との関連も報告されている。
女性の健康とエピジェネティクス
同社では以前よりエピジェネティクス研究に取り組んでおり、21年には、未来の肌の明るさを左右する遺伝子「TIPARP」を見出し、昨年は、シミの発生に関わる「mTORタンパク質」の特定に成功した。シミは、表皮基底層にあるメラノサイトでのメラニン過剰生成が主な要因と考えられているが、研究では、表皮にある「mTORタンパク質」が後天的な変化によって活性化することが、より早期のシミ発生要因である可能性を見出した。今回発売するのは、こうしたエピジェネティクス研究の成果を応用したもの。メラニン生成を抑え、シミ・そばかすを防ぎながら乾燥による小ジワなどのエイジングサインにアプローチする。
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