フレイル予防のために何をしている?性別・年代で行動者率と認知率に差(50〜70代)
シニアは、フレイル予防のために何をしているのか?ニッスイが50〜70代の男女600名を対象に調査を実施したところ、全体的に男性より女性の方がフレイル予防に対する意識も行動者率も高いことがわかった。一方で、フレイルを知らない女性は約4割に上り、若年ほど知らない傾向に。性別・年代別の認知普及に課題が浮かび上がった(「シニアの食生活の実態に関する調査」,50〜70代の男女300人ずつ,2024.10)。
フレイル予防のためにしていること(性別)
50〜70代の男女600人に「フレイル予防のためにしていること」を聞いたところ、「フレイルを知らない」「対策は何もしていない」以外の全項目において行動者率は女性の方が高い結果となった。女性のトップ3は「バランスの良い食事(37.7%)」「タンパク質をとる(33.3%)」「水分の十分な摂取(29.7%)」、男性は「バランスの良い食事(23%)」「水分の十分な摂取(20.3%)」「タンパク質をとる(17.7%)」で、男女ともに「歩く」「筋トレ」といった運動より、食によるフレイル予防が人気のよう。男女差が大きく女性の割合が高いのは、「タンパク質を摂る」「歯科受診」「バランスの良い食事」「家族以外の人と外出や会話をする」。
「そもそもフレイルを知らない」「対策は何もしていない」と回答したのは、どちらも男性の方が高かった。女性は37.3%が「フレイルを知らない」と回答した。
女性がフレイル予防のためにしていること(50〜70代の年代別)
女性のみの結果を年代別にグラフ化したのが、以下。「フレイルを知らない」「対策は何もしていない」以外の全項目において、行動者率は70代が最も高いことがわかった。加齢による健康意識の高まりや心身の衰えの実感が背景にありそうだ。フレイルの認知率においても70代は高く、7割超えが知っている結果となった。一方で50代と60代は6割未満にとどまった。
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