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恋愛・結婚・性・セクシュアルヘルスの意識調査、日本のSRHRの課題を明らかに(15〜64歳の男女)

国際協力NGOのジョイセフ(東京・新宿)が、SRHRの啓発プロジェクト「I LADY.」の一環として、「性と恋愛に関する意識調査2025」の結果を公表した。調査は今年5月に、15~29歳の若者世代と30~64歳の大人世代の男女約9,000人に実施。以下5つのテーマで質問した。

  • 恋愛・結婚・家族観
  • 性・セックスの意識
  • 避妊・性感染症予防の本音
  • セクシュアル・ヘルスについて
  • 自分の人生を決められるか

結果からは、性的同意や避妊に対する理解不足、経済的不安による結婚・出産の制約など、今の日本が抱える課題が浮かび上がった。国際的に推奨されている包括的性教育(CSE)の不足やジェンダー規範の影響が、若者世代の自己決定権を制限していることも明らかとなった。

調査結果を踏まえジョイセフは、ジェンダー間、世代間、既婚・未婚といった属性ごとに、性と生殖に関する体験や意識に大きな格差が存在することを指摘。また、少子高齢化が進む日本においては、個人の基本的人権であるSRHR(セクシュアル・リプロダクティブヘルス・ライツ)よりも人口減少への対策が優先される傾向があることに警鐘を鳴らしており、「シングルペアレント、同性カップル、ひとりで生きる人など家族形態によらない制度作りが、結果として少子化をはじめとする日本が直面するあらゆる課題の根本的解決につながる」とコメントしている。調査結果詳細はこちら

 

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