「がんの統計2023」公表 がん罹患数、死亡数、部位別リスクなど

がん研究振興財団は3月、「がんの統計2023」を公表した。がんの専門家のみならず一般の人もわかりやすいがんの統計本として、がん研究振興財団が1974年から2年に一度、2007年より毎年発行しているもので、男女別、年齢階級別、部位別、都道府県別のがん罹患数や死亡数の他、年次推移や、部位別の検診受診率などをまとめている。主な概要は以下。

  • 1年間で診断されたがんの数
    男女計は999,075例 、女性は432,607例、男性は566,460例
  • 部位別のがん罹患数
    女性は「1位:乳房(97,142人)」「2位:大腸(67,753人)」「3位:肺(42,221人)」、男性は「1位:前立腺(94,748人)」「2位:大腸(87,872人)」「3位:胃(85,325人)
  • 1年間のがん死亡数
    男女計は381,505人 、女性は159,038人、男性は222,467人
  • 部位別のがん死亡数
    女性は「1位:大腸(24,338人)」「2位:肺(22,934人)」「3位:膵臓(19,245人)」、男性は「1位:肺(53,278人)」「2位:大腸(28,080人)」「3位:胃(27,196人)

がん罹患・死亡の近年の傾向や、男女別のがん罹患数・死亡数のトップ10、部位別・男女別のがん罹患リスクの詳細は「がんの罹患リスク、罹患数、死亡数、将来推計など(2023年版)」で掲載。

 

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