2022年の消費相談90万件、2位「化粧品」、5位「健康食品」
国民生活センターは8月、2022年度に寄せられた消費トラブルなどの相談件数は89.6万件だったと発表した。前年度より5万件の増加。60代以上が相談件数のうち半数を占め、最多は70代で23%。性別の内訳は女性52.1%、男性は42.7%だった。相談項目は男女計で「商品一般」が最多で80,587件、2位「化粧品」79,793件、4位「健康食品」30,615件、5位「エステティックサービス」22,284件だった。なかでも「化粧品」と「エステティックサービス」の増加が目立ち、「化粧品」は前年度比177.9%で34,948件の増加、「エステティックサービス」は319.7%で15,314件の増加だった。
- 1位:商品一般…80,587件
- 2位:化粧品…79,793件
- 3位:賃貸アパート・マンション…31,657件
- 4位:健康食品…30,615件
- 5位:エステティックサービス…22,284件
- 6位:移動通信サービス…20,712件
- 7位:他の役務サービス…20,080件
- 8位:フリーローン・サラ金…18,660件
- 9位:紳士・婦人洋服…18,297件
- 10位:インターネット接続回線…17,983件
購入形態別では、最多は「通信販売」で364,048件、次いで多かったのは「訪問販売」で69,741件だった。年齢別・性別でも相談項目を集計しており(pp.19-22)、20代以上については、男女ともに「健康食品」が年齢とともに上位に上がる傾向が見られた。
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