女性が仕事をする理由は「生活費のため」から「健康維持のため」へ、13年前と比較 中高年者縦断調査
厚生労働省は今月20日、19回目となる中高年者の生活に関する継続調査「中高年者縦断調査」の結果を公表した。2005年10月末に50〜59歳だった全国の中高年世代の男女に、健康や就業、家族の状況などを継続的に調査しているもので、今回の調査では、2005年の第1回調査から協力が得られた68〜77歳の15,523人の結果を集計した。
第1回調査からこれまで18年間の健康状態の変化をみると、自分の健康状態を「よい」と評価している男女は加齢と共に減少しており、第1回調査の84.8%から第19回調査では75.1%となった。
仕事をしている人が仕事をしている理由については、比較可能な第6回調査と今回とで比較すると、調査対象者の年齢が55〜64歳だった第6回調査では「現在の生活費のため」が男女ともに最多で女60.6%、男86.6%、次いで女性は「現在の生活費を補うため(39.5%)」、男性は「将来の生活資金のため(40.4%)」だった一方で、今回の最多は男女ともに「健康を維持するため」で女性55.8%、男性53.8%だった。次いで女性は「社会とのつながりを維持したいから(43.4%)」、男性は「現在の生活費のため(52.4%)」で、意識に性差が見られた。
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