世界の児童婚の実態を明らかにした希少レポート、「世界ガールズ・レポート2025」
\10月11日は国際ガールズデー/
国際NGOプラン・インターナショナルは、10月11日の「国際ガールズ・デー」に合わせ、児童婚の実態を明らかにした「世界ガールズ・レポート2025」を公開した。

【出典】公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン
世界では、毎年1,200万人の女の子が18歳未満で結婚している。調査対象となった15カ国(※)のうち、ニジェールを除く14カ国では児童婚が違法とされているにも関わらず慣行が続いており、結婚生活における暴力、教育機会の喪失、将来の選択肢の縮小といった影響が深刻な問題となっている。調査では、女の子と若年女性251人からの聞き取りも実施。以下はその一部の声。レポート概要はこちら。フルレポートの日本語版は11月中旬に公開予定。
18歳未満での結婚は望ましくありません。学業は中断されてしまいます。私自身がまだ子どもであるにも関わらず、結婚してから1~2年以内に子どもが生まれ、学業を続けられなくなり、健康への危険も生じます。子どもである私に、どうやって別の子どもを育てられるというのですか(Farhana、21歳、バングラデシュ)
(※)バングラデシュ・カンボジア・インドネシア・ネパール・エチオピア・モザンビーク・ウガンダ・ザンビア・コロンビア・ドミニカ共和国・グアテマラ・エクアドル・ナイジェリア・ニジェール・トーゴ
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