【国際ガールズデー】15〜29歳女性の赤裸々なSRHR意識 〜恋愛・結婚・性・人生の決断力〜
毎年10月10日は、国連が定めた「国際ガールズデー」。女子の権利やエンパワーメントの促進を国際社会に呼びかける日。この日に合わせ、国際協力NGOのジョイセフがSRHR(性と生殖に関する健康と権利)にまつわる調査レポートを公表した。
調査概要
ジョイセフは、国際ガールズデーに向けたSRHRの意識向上プロジェクト「I LADY.」の一環として、2年に1度、「性と恋愛ー日本の若者のSRHR意識調査ー」を実施している。今年は国内の15〜29歳の男女5,800人を対象に、5つのテーマ「恋愛・結婚・家族観」「性・セックスの意識」「避妊・性感染症予防の本音」「セクシュアル・ヘルス」「自分の人生を決められるか」について調査した。本稿では主な結果をピックアップして掲載。
調査結果
恋愛・結婚・家族観
- パートナーに求めるもの、TOP3
女性:「思いやり・優しさ」「自然体でいられること」「自分への愛情の強さ」
男性:「思いやり・優しさ」「自然体でいられること」「容姿」 - 結婚はしたいし、子どもを持ちたい
女性:74.7%
男性:75.4% - 結婚はしたいが、子どもは持ちたくない
女性:15.3%
男性:12.2% - 相手に気に入られるために合わせる?
女性:69.9%
男性:73.9%
性・セックスの意識
- セックスのイメージ、TOP3
女性:「スキンシップ」「愛が深まる」「愛を確かめ合える」
男性:「気持ちいい」「スキンシップ」「愛が深まる」 - セックスの悩み・困りごと、TOP3
女性:「容姿や体形に自信がない」「自分の性器の大きさや形・色・においなどが気になる」「経験が少なく自信がない」
男性:「特に悩みはない」「相手が満足しているかどうか」「経験が少なく自信がない」 - 気が乗らないのに性交渉に応じたことがある
女性:46.1%
男性:28.6% - セックスを強要されたことがある
女性:23.1%
男性:13.8% - 気が乗らないのに性交渉に応じたことがある
既婚:56.8%
未婚:33.3% - 具体的に性的同意とはどういうものなのか、正直わかっていない
女性:39.8%
男性:45.3%
避妊・性感染症予防の本音
- 性感染症を知ってる
女性:75.9%
男性:73.5% - どうすれば性感染症を防げるか知っている
女性:55.4%
男性:61.1% - 妊娠が目的ではなく、避妊をせずに性交渉したことがある(膣外射精は除く)
女性:39.0%
男性:29.8% - 避妊をしなかった理由、最多は
女性:相手に言いづらかったから
男性:コンドームをつけると快感が損なわれるから - もし妊娠したらどうするつもりだったのか?最多は
女性:産むつもりだった
男性:相手と話し合ってどうするか考えるつもりだった - ピルのイメージ、TOP3
女性:「避妊ができる」「月経をコントロールできる」「月経痛が和らぐ」
男性:「避妊ができる」「月経をコントロールできる」「値段が高い」
セクシュアル・ヘルス
- 性に関する情報源、TOP3
女性:「ネットやSNS」「友だち」「恋人・パートナー」
男性:「ネットやSNS」「アダルトビデオ・サイト」「友だち」 - 婦人科・泌尿器科に関する相談相手、TOP3
女性:「母親」「友だち」「相談する相手が誰もいない」
男性:「相談する相手が誰もいない」「友だち」「恋人・パートナー」 - 月経について悩んでいること、TOP3(女性のみ)
「月経痛」「PMSのうち精神的症状」「PMSのうち身体的症状」 - 子宮頸がんという病気に関する認知、最多は
女性:どんな病気か知っていて、予防方法も知っている
男性:聞いたことはあるが、どんな病気か知らない - HPVワクチン、知っている
女性:41.6%
男性:20.2%
自分の人生を決められるか
- 進路や職業選択など、人生の大きな決断で頼りにする相手、TOP3
女性:「自分」「母親」「友だち」
男性:「自分」「母親」「父親」 - 人生の大きな決断をするとき、自分の決断に自信がある
女性:43.6%
男性:30.8% - 自分の性別を理由に進路や職業選択であきらめたことがある
女性:17.4%
男性:25.8%
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