女性ヘルスケアビジネス専門のニュースレター登録
女性ヘルスケアビジネス専門のニュースレター登録

低出生体重で生まれた女性は「初経遅く・閉経早く・生殖可能年齢が短くなる」 成育医療研究センター

国立成育医療研究センターの女性の健康総合センターと社会医学研究部による研究で、出生体重が小さい女性ほど初経年齢が遅く閉経年齢が早い傾向があり、生殖可能期間が約5〜8ヶ月短縮される傾向が明らかになった。研究成果は「Journal of Epidemiology」に掲載された。

2011〜2016年に、40~68歳の約4万7千人の女性を対象に、出生体重と生殖アウトカム(初経年齢、閉経年齢、月経不順の有無)の関連を分析。出生体重が3kg台の女性と比べ、2.5kg未満で生まれた女性は初経が約2ヶ月遅く、閉経が約3〜7ヶ月早い関連がみられた。また、低出生体重(1,500~2,499g)と極低出生体重(1,500g未満)の群では、月経不順との関連も確認された。この傾向は1948〜59年生まれの世代で顕著だったが、若い世代では弱まる傾向が見られた。

本研究は、出生体重と生殖機能を包括的に評価した国内初の報告で、研究グループは、「女性のライフコース全体にわたる生殖機能の形成において、出生前の要因が重要な役割を果たす可能性を示唆している」とコメント。また、国内では10人に1人が低出生体重児、100人に1人が極低出生体重児で生まれることを踏まえ、「低出生体重児が増えないための取り組みや、低出生体重児として生まれた人の成人後のプレコンセプションケアへの活用を期待したい」としている。

 

女性ヘルスケアビジネスの戦略ハンドブック2025

女性ヘルスケアビジネスのマーケティング設計にあたり必須の基礎知識を多角的な視点から解説する、大人気の業界入門書。初めて女性ヘルスケアビジネスに従事する業界初心者、改めて理解を深めたい中級者、自社製品・サービス・戦略のどこに課題があるのか分からず対策に悩んでる担当者におすすめ!貴社事業の発展に、ぜひ本レポートをご活用ください。詳細・レポートのお申し込みはこちら女性ヘルスケアビジネス戦略ハンドブック2025(リサイズ)

 

【編集部おすすめ記事】
広がる自治体のプレコンセプションケア、取組み事例3選
フェルマータ、妊活支援デバイス「kegg」を日本で一般販売 年内に開始予定
妊活・不妊治療・子育て仕事の両立、どう支援する? ファミワンカンファレンス2025
パナソニック、フェムテック事業に新規参入 月経周期の把握技術を発表
女性ヘルスケアビジネス戦略ハンドブック2025  市場全体像とマーケティング基本施策

PAGE TOP
×