グッドデザイン賞2025、減塩サポート食器や機能性に偏重しない歩行器など ヘルスケア製品・サービス多数
優れたデザインを評価する、毎年恒例の「グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)」。その受賞結果が今月15日に発表された。”かたち”の有無を問わず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごと(製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど)をデザインと捉え、その質を評価・顕彰するもの。今年は、5,225件のうち1,619件が受賞した。
中でも特に優れたデザインに贈られる「グッドデザイン金賞」には、電気味覚技術を活用したキリンホールディングスの減塩サポート食器「エレキソルト」、ユーザーの「年寄りじみたモノは使いたくない」という気持ちに寄り添った、北欧初のオシャレな歩行器「バイエーカー カーボン・ウルトラライト」、東芝と東芝エネルギーシステムズの「重粒子線治療装置」など、ヘルスケア製品も複数選出された。
「エレキソルト」は、電気味覚技術によって減塩食の実践を助けるという新規性が評価された。「バイエーカー カーボン・ウルトラライト」は、単に”歩行を支援する”といった、一般的に福祉用具業界が重視する”機能性”に偏重することなく、歳を重ねても外出を楽しむという生活の喜びや、人としての尊厳に深く踏み込んで設計した点が高く評価された。医療・健康・介護・美容・スポーツ領域の製品・サービスも、多数受賞。全受賞結果はこちら。
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