ありそうでなかった画期的な形状のシートマスク、生理前に悪化する「あごニキビ」をケア Rael
目尻のシワや小鼻の毛穴など、顔の部分的な悩みに焦点をあてたケアアイテムはすでに普及しているが、あごニキビに特化したシートマスクは見たことがない、という人は多いのでは。
デリケートゾーンウォッシュや膣ケアサプリ、尿とりパッドなどを展開する女性向けのパーソナルケアブランドRael(米)が発売した「Miracle Clear Retinol Chin Mask」は、生理前のホルモンバランスの変動で悪化するあごニキビに着目した、シートマスク。あごニキビは、顎~首の広範囲にかけて広がることもあるため、パッチやクリームなどでケアするには量が多すぎて手に負えない。そんな女性たちの悩みを解決しようと、ちょっと変わった形状のシートマスクを開発。あご周りから首を一度に包み込める設計だ。
使い方は2段階で、シートマスクを10〜20分間ほど肌に乗せた後、成分を閉じ込めるためのバリアクリームを塗る。ニキビによる赤みの軽減や肌の機能を回復させる成分として配合するのは、レチノール、ナイアシンアミド、セラミドNP。臨床試験でニキビによる赤み軽減を確認しており、実際に使用した女性たちの声を見ると、「市販のニキビ治療薬やパッチよりも効果的」「一晩で肌が落ち着いた」「顎とあごの周りに頑固なニキビがある人には強くおすすめしたい」「ニキビ跡のシミが薄くなってきた」と、一定の効果を評価する声が目立つ。「あごマスクのコンセプトは素晴らしい」「まさに私が探していたもの」と、独特の形状を評価する声も。
ニキビの予防・改善だけでなく、レチノールによるシワ改善を期待して使う女性もいるようで、ユーザーは20〜60代と幅広い。更年期に入りあごニキビに再び悩まされているという女性や、季節の変わり目にあごラインにニキビができるという女性も評価している。
トレンド情報プラットフォームメディアの『トレンドハンター(カナダ)』は、同商品のコンセプトに対し、「顔の特定の部位に精密なケアを提供するシートマスクは、よりパーソナライズされたニキビケアへの道を切り開く」と評価。また、肌の問題に対して、より専門的な解決策を求めるようになった消費者が増えていることで、美容業界では、ターゲットを絞りこんだ製品処方に重点を置くようになっていると分析しており、「化粧品と医薬品の原理の融合は、皮膚疾患の治療における薬用化粧品の台頭を浮き彫りにしている」とコメント。特定の範囲や特定の時期に生じる肌悩みに焦点をあてた画期的なソリューションの登場が、今後相次ぎそうだ。
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