誤嚥性肺炎に危機意識持つ人増加 「のど体操」大反響

テレビ番組や雑誌などのメディアで数多く紹介され発売直後から各地で品切れ状態という、36万部を突破した今話題の大ヒット書籍は「肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい(飛鳥新社)」。アマゾンの「呼吸器・肺の医学」カテゴリーで現在ベストセラー1位だ(2017/12/19時点)。


肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい

同書では、近年の日本人の死亡原因第3位である肺炎に着目し、肺炎の大きな要因になる誤嚥のメカニズムや誤嚥防止対策「のど体操」、日常生活で気をつけるべきことなどを耳鼻咽喉科の医師西山耕一郎氏が解説している。

誤嚥性肺炎は注目度が高まっているキーワードで、今年特に取り上げるメディアが増えたことで多くの人たちの関心を寄せた。その背景には、高齢化で肺炎による死亡者数が増えていることが挙げられる。これまで日本の3大死因は「1位:がん」「2位:心疾患」「3位:脳血管疾患」だったが、平成23年以降は死因第3位が肺炎に変わったことで肺炎に対する危機意識を持つ人が増えてきた。

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同書はそのような人たちの漠然とした不安に答える内容となっており、購入者のレビューには、「知りたかったことが書いてあった」「健康番組で取り上げてほしい」「嚥下の大切さを認識した」「のど体操試してみます」「両親に読ませた」「効果がある」などの評価が並んでいる。特に、誤嚥性肺炎を意識するシニア層からの評価が高い。

 

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