ハーパーズバザーが提唱する「エイジ・ダイバーシティ」

エイジ・ダイバーシティを提唱するのは女性ファッション誌Harper’s BAZAAR(7月・8月合弁号)。同誌は誌面で次のように読者に呼びかけている。

Harper’s BAZAAR 2018年 7・8月合併号

美しさは年齢を超える
女性が魅力的であるために22歳である必要はない。 今や年齢は靴のサイズほどの意味しか持たず、 エイジ・ダイバーシティがコモンセンスに。 60歳を超える女性たちがたたえる美しさは 新しき価値観が輝く世界への予感に満ちている。(引用:BAZAAR 7月・8月合弁号p.111)

誌面にはさまざまな業界で今なお活躍する60代、70代、80代、90代の“キラキラ輝く”女性たちが登場し、その年齢にまだ達していない多くの女性読者たちを勇気づける言葉で溢れている。昨今、若い読者を対象とした女性誌では「アンチ・アンチエイジング」をコンセプトとした特集が増えており、各誌の対象年齢に関係なく、70代や80代、90代の高齢女性の生き方やファッションを積極的に紹介している。まさに、エイジ・ダイバーシティだ。

「歳を重ねることを受容する生き方」「美しく年齢を重ねたい」「アンチエイジングよりも、ありのままの自分!」といった風潮が世界的に広がる中、「それは、年齢を重ねた女性たちの『自分への慰めの言葉』じゃない?」と苦笑する男性陣もいるが、この流れが多くの女性たちを “年齢” という窮屈感から解放し始めていることは確かだ。

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