セルフィーブームが追い風に アメリカの美容医療事情

アメリカでは、もともと上流層を中心に美容医療のブームはあったが、昨年は、さらに利用者の数が増大し(アメリカ形成外科学会の発表によれば1年で1,750万件)、多くのメディアで取り上げられるようになっている。その背景にはソーシャルメディアに投稿する自撮り写真「セルフィー」の流行があるようだ。自分の顔を日常的に目にするようになったことで、より幅広い人たちの美への欲求が高まっている。(執筆:日本国内の美容医療クリニック情報を取り扱う美容医療専門サイトアリュクスWEB」)

SNSで老け見えされたくない  〜ダントツ人気はボトックス〜

ハリウッド女優やセレブによる発信で知名度を誇るのが、アラガン社の表情ジワ抑制注射ボトックス。最も知られている美容医療のひとつであり、日本国内でも多くの人が耳にしたことがあるだろうエイジングケア治療だ。去年の美容医療利用数1,750万件のうち700万件以上がボツリヌストキシンの治療ということで、その人気のほどがうかがえる。また、近年ボトックスを利用する男性が急ピッチで増えているのだとか。

SNSで美しい顔で魅了したい 〜フィラーで鼻の整形〜

日本人や韓国人は目元の修正から始まる人が多いが、アメリカ人にとって最初に手をつける顔のパーツは「鼻」というケースが多いようだ。鼻の整形は以前は大掛かりな手術が必要だったが、ここにおいても現在の主流は注射だけで形を修正する治療。代表的なフィラーはご存じヒアルロン酸注射だ。

ちなみに、ヒアルロン酸は目元の修正でも頻繁に使われている。日本国内でも涙袋をヒアルロン酸で作る施術が流行したが、アメリカでは逆に涙袋を目立たなくするためにヒアルロン酸を注入していく。東西の顔への美意識のギャップが面白い。

SNSでひと目で心奪うスタイルに 〜豊胸、バストアップ〜

SNSの投稿で人目につくのはもちろん顔だけでない。美しいボディラインもまた非常に重要な要素だ。

より本物に近い手触りのインプラントが開発されたこともあって、豊胸手術の利用者も再び拡大傾向にある。一方で、CO2レーザーなどを使った小ぶりだが引き締まったバストを作る治療も、傷跡を残さず美しいバストを作る方法として注目が高まっている。高性能になったレーザーやIPLを使ったボディデザイン治療は、バストだけでなく全身のスタイルアップに利用されるようになっており、日本国内にも少しずつ普及が広がっている(スカルプシュア、ボディFXなど)。脂肪吸引による豊胸(自身の脂肪を胸に入れる)というハードな手術に代わる治療として要注目だ。

アップの撮影に堪える美肌を作りたい 〜PRP注射〜

自己血小板でフィラー材を作る「PRP注射」は、自己由来の成長因子によって肌を若返らせる治療として登場以来注目を集めてきた。初期こそ思ったような効果が出ずユーザーの評価も安定しなかったが、近年は臨床段階を越えて、目に見える効果を発揮するようになってきたとして、アメリカ国内でかなり高い評価を集めているようだ。

変化するセルフイメージの扱い

投稿する写真はアプリでいくらでも美しく加工できるわけで、だから、美容整形の動機はキレイな自分をSNS上で見せたいから、というだけではない。セルフイメージの扱いそのものが少し変化し、自分の見た目を “客観的”  に捉えるようになったと考えるべきだろう。

【執筆】
株式会社alluxe
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