「ビュートリション」「苦味」「テロワール」、2027年の8つの食品トレンドを予測 米ホールフーズ・マーケット
米国の自然食品スーパー大手ホールフーズ・マーケットが、2027年の食品・飲料トレンド予測を発表した。美容と栄養を融合した「ビュートリション」、SNSの「#BeanTok」で人気が高まる豆類、日本の洋食ブームなど8つを選出。おいしさも、健康も、地球へのやさしさもーー。食トレンドからは、価値観や暮らし方の新たなトレンドも見えてくる。
目次
- 2027年の食品・飲料トレンド8選
- 美容と栄養が融合、広がるビュートリション(Beautrition)
- 付け合わせから主役へ昇格、豆類がブーム(The Bean Boom)
- オムライスやナポリタン、米国で日本の洋食が人気(The Yōshoku Effect)
- 苦味の人気が拡大、ソバーキュリアスの広がりも後押し(Bitter Done Better)
- 産地の個性を楽しむ「テロワール」「メロワール」(Terroir's New Territory)
- 原材料はシンプルに、食品のミニマリズム(Ingredient Minimalism)
- なじみの味を大胆にアレンジ、料理の再発明(Dish Reinvention)
- 食品ロス削減から資源循環へ、ゼロウェイスト2.0(Zero Waste 2.0)
- 女性ヘルスケア白書2026 市場動向予測レポート
2027年の食品・飲料トレンド8選
美容と栄養が融合、広がるビュートリション(Beautrition)
美容と栄養を融合した「内側からの美容」への関心が高まっている。コラーゲンや抗酸化成分、良質な脂質など、肌の健康を意識した食品が注目され、コラーゲン入りゼリーやグミ、オリーブオイルを少量ずつ摂取するショット飲料などが登場。イワシやカキなど、肌の健康を支える栄養素を含む食品にも関心が集まり、食品・サプリメント・スキンケアの境界が曖昧になりつつある。
付け合わせから主役へ昇格、豆類がブーム(The Bean Boom)
たんぱく質や食物繊維を豊富に含み、手頃な価格で腸の健康にも役立つ食材として、豆類の人気が拡大。従来の”付け合わせ”から”料理の主役”へと存在感を高めている。レンズ豆を使った即席食品や、ひよこ豆・枝豆などのスナックが登場するほか、SNSでは豆をたっぷり使ったサラダやトーストのアレンジ、色鮮やかな豆を美しく並べた投稿などが「BeanTok(ビーントック)」として広がり、豆類の人気を後押ししている。
オムライスやナポリタン、米国で日本の洋食が人気(The Yōshoku Effect)
とんかつ、ナポリタン、カレーライス、オムライス、ハンバーグなど、日本独自の進化を遂げた洋食が米国で人気を集めている。SNSではオムライスや塩パン、日本のコンビニで販売されているカツサンドやたまごサンド、カレーパンなどが話題に。これまで飲食店が中心だった日本の洋食は、調味料やパン、乳製品など、小売店の商品にも広がっている。ホールフーズ・マーケットが2025年後半に発売した日本風ミルクパンは、瞬く間に話題となったという。
苦味の人気が拡大、ソバーキュリアスの広がりも後押し(Bitter Done Better)
甘味だけでなく、複雑で奥行きのある苦味を楽しむ動きが拡大。消化器の健康への関心に加え、お酒を飲める人があえて飲酒を控える「ソバーキュリアス」の広がりも、苦味への注目を後押ししている。アルコールなしでもお酒のような複雑な味わいを楽しめる、苦味を生かしたノンアルコールカクテルや飲料のほか、ハーブなどを使ったチョコレートも登場。ラディッキオやエンダイブ、タンポポの葉など、苦味のある野菜の品ぞろえも広がっている。
産地の個性を楽しむ「テロワール」「メロワール」(Terroir’s New Territory)
土壌や気候、地理的条件が食品の味や特徴を形づくる「テロワール」の考え方が、ワイン以外の食品にも拡大。地域特有のハチミツや単一農園産のチョコレート、産地を明示した穀物などへの関心が高まっている。海の環境が魚介類の風味に与える影響を重視する「メロワール」という概念も広がっている。
原材料はシンプルに、食品のミニマリズム(Ingredient Minimalism)
食品添加物や超加工食品への関心の高まりを背景に、原材料の種類を絞ったシンプルな食品が支持されている。SNSで食品表示を確認する動きが広がり、メーカーも配合の見直しや原材料の簡素化を推進。超加工食品に該当しない商品を見分けるためのアプリや認証制度も登場している。
なじみの味を大胆にアレンジ、料理の再発明(Dish Reinvention)
親しまれてきた料理を意外な形にアレンジする商品が人気を集めている。ラーメンにメキシコ料理のビリアを組み合わせたり、ハンバーガー風のタコスを作ったりと、異なる料理を融合。小売店でも、レモン味噌チキンのアルフレッドパスタや、タイの伝統的なスイーツ「マンゴースティッキーライス」味のアイスクリームなど、なじみのある味を新しい形で楽しむ商品が登場している。
食品ロス削減から資源循環へ、ゼロウェイスト2.0(Zero Waste 2.0)
食品ロス削減の取り組みが、資源を最大限に活用し、埋立処分される廃棄物を減らす循環型の仕組みづくりへと進化。売れ残ったパンをパスタに加工したり、オーツ麦や大豆の搾りかすを製菓材料に活用したりするなど、未利用資源を生かした商品開発が広がっている。小売店でも、量り売りや詰め替え販売、賞味期限が近い商品の割引販売などを通じて、廃棄物削減を進めている。
女性ヘルスケア白書2026 市場動向予測レポート
2026年度の女性ヘルスケア市場を予測する「女性ヘルスケア白書2026年度版 市場動.向予測 ~健康トレンド・業界動向・女性ニーズ~」。これまでにBtoC企業、BtoB企業、自治体、医療機関、マスメディア、教育機関など、さまざまな業種の方に広くご活用いただいている、恒例の人気レポートです。新規事業の企画・開発、マーケティング設計、販売戦略における意思決定にご活用ください。
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