海藻・藻類ビジネス市場、9割は健康食品 用途の多様化で2030年に269億円へ拡大
海藻・藻類の用途拡大が進み、国内市場が拡大局面に入っている。矢野経済研究所の調査によると、2023年度の国内海藻・藻類ビジネス市場は221億7700万円で、その約9割を健康食品用途が占めた。市場調査の対象は、健康食品用途、農業用途、畜産・水産用途の海藻・藻類製品、次世代型藻類活用製品(次世代燃料など)、海藻養殖におけるJブルークレジット認証。
- 2023年度:221億7700万円
- 2024年度:221億200万円
- 2027年度:222億5400万円(予測)
- 2030年度:269億4000万円(予測)
近年は用途の多様化が進み、バイオ燃料や医薬品、バイオプラスチックなどの領域で研究開発が加速している。さらに、廃棄物からの有価金属回収や下水処理など環境分野での研究開発も広がり、産業横断的な活用が進展している。背景には、海藻・藻類が植物同様に空気中の二酸化炭素を吸収し、酸素を発生させる光合成を行うことから、CO2削減の観点で注目されていることがある。
今後は、次世代型藻類活用製品と農業用途製品の市場が拡大するとみられ、農業用途では、海藻由来のバイオスティミュラントの普及が期待される。2030年度には、市場規模は269億4000万円まで拡大するとみている。
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