【男女の違いvol.27】要介護時の生活場所 男女で意識差

いずれ自分自身に介護が必要になったとき。そのとき、どこで生活したいと思うか?リサーチ・アンド・ディベロプメント(東京・新宿)による調査結果(調査対象:首都圏在住 50代以上既婚男女 1,230名)

男女で意識差

介護時に自分が暮らしたい場所は、男性の半数以上が自宅を希望したのに対し、女性は「自宅」「高齢者向け施設」が同程度となり大きな差は見られなかった。

出典:リサーチ・アンド・ディベロプメント

  • 自宅:男性(55%)、女性(42%)
  • 高齢者向け施設:男性(30%)、女性(39%)

高齢者向け施設を受け入れる女性と受け入れられない男性の差は?

「介護が必要になった時、暮らしたい場所の選び方に性別で違いが見られる背景として、男性は家族に頼りたい思いが強いと考えられるが、さらに男女の適応力の差も影響していると思います。」と同社は分析する。女性は就職、結婚、出産、復職といった人生の転機を通じてコミュニティの変化を経験することが多いため、「新しい人間関係や生活環境」に対する心理的ハードルが男性より低い。一方、男性は社会に出てからリタイアするまで家庭と職場が主な生活の場で、他のコミュニティ経験が少ないままリタイアを迎えるため「新しい人間関係や生活環境」に対する抵抗感が女性よりも高いと考えられる。

「適応力」は、リタイア直後の元気な時に新たな趣味や生きがいを探す際にも必要なものであり、老後の充実した生活を手に入れるためのカギとなる。新しいコミュニティに踏み出す勇気を持つことが男性に求められると同時に、企業には、男性が新しいコミュニティに参加しやすい工夫や努力が求められる。同社サイトより無料レポートダウンロード可(要申し込み)。

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