飲む美容液「ボーンブロス」 話題集めるも難点あり
ヘルスケア意識が高いニューヨーカーの間で “飲む美容液” として人気のボーンブロスは、鶏、牛、豚、魚などの骨や野菜を煮込んた出汁スープ。美肌、腸の健康、体質改善、ダイエットなどの点から注目されている。
#ボーンブロス 国内人気は一時的?
国内では今年初めに一時的に大きな話題を集めたが、現在はInstagramでの「#ボーンブロス」投稿は6,952件(2018年10月26日現在)、クックパッドへのレシピ投稿は25件ほどと、爆発的に人気が広まっている様子は見られない。
難点は「気軽に作れないこと」
ボーンブロスは健康食品としてさまざまな効果を期待できると注目されており、実際に病気を患っている人や不定愁訴に長年悩んでいる人、子どもの不調改善をしたい人などが健康を目的にボーンブロスを手作りし、ブログに投稿している。
このように美容面でも健康面でも注目している女性たちがいるのだが、スムージーのように爆発的なブームを巻き起こしていないのは気軽に作れないからだ。ボーンブロスを作りたくても食材(とりわけ”骨”)の調達は容易ではなく、さらに6~8時間という長い時間をかけて煮込まなくてはいけない。忙しい女性にとって「気軽な健康食」とは言えずハードルが高いのだ。圧力鍋を使って時短で30分煮込む方法もあるが、圧力鍋を使うのが苦手だったり利用を好まない主婦も多い。そもそも単身女性の場合、圧力鍋を持っていないケースも。
米国のサプリメントブランド「Now Foods」など粉末タイプのボーンブロスを通販で入手し手軽に摂取することもできるが、ヘルスケア意識が高いタイプの女性にとって「海外製の粉末タイプ」は、いささか気が引ける。ボーンブロスの需要を高めるには、手軽さと安心がカギとなりそうだ。国内では以下の商品が登場している。
ミート工房拓味(牛の生産・加工・販売会社)
ドクター斎藤の牧草牛専門精肉店
ナチュラルローソン
伊勢丹
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