家庭内の新調理トレンド「ヘルスパフォーマンス」

時短とコスパを意識しつつ、栄養を配慮した食事を作りたい。でも栄養バランスの良い食事作りは時間がかかる-。こんなジレンマを抱える現代の主婦たちから生まれたニーズが「効率良く栄養バランスを整えたい」「効率良く栄養素を摂取したい」。生活者の意識・実態を調査する「トレンド総研」は主婦を対象にした調査からこのニーズを発見し、栄養素を無駄なく・効率良く摂るキーワードとして、「ヘルスパフォーマンス」を家庭での新調理トレンドと発表した。「ヘルスパフォーマンス」の良い商品・サービス、「ヘルスパフォーマンス」を上げる情報が、主婦たちに今求められている。

主婦の「調理の3大関心ゴト」

20~40代主婦(既婚女性)500名を対象に「調理をする際に、味以外で重要視しているポイント」を聞いたところ、トップ3は「時間・手間」「費用」「栄養」となった。それぞれ「時短」「コスパ」「栄養効率」につながる要素で、これらが主婦たちの調理における三大関心ゴトであることがわかった。

調理をする際に、味以外で重要視しているポイント

出典:トレンド総研

  • 時間・手間(85%)
  • 費用(83%)
  • 栄養(79%)
  • 品数(43%)
  • 洗い物の量(36%)
  • フードロス対策(33%)
  • カロリー(22%)
  • その他(1%)

高い情報ニーズ「栄養効率についてもっと知りたい」

「調理をする際、効率的に栄養を摂取するための工夫をすることはありますか?」という質問では、「よくある(18%)」「たまにある(60%)」と回答した人は約8割に上り、実際に行っている工夫として次のような回答があった。

  • 「にんじんの皮は栄養が多いので剥かずに調理(49歳)」
  • 「大根おろしは、時間が経つと栄養が少なくなると聞いたので、食べる直前にすりおろしている(37歳)」
  • 「ピーマンは繊維にそって切ると栄養を逃しにくいので、切り方を工夫している(36歳)」

さまざまな工夫を取り入れている主婦たちの姿が見えてきたが、実際は栄養効率を上げる方法を理解している人は少ないようだ。「普段調理をするうえで、効率的に栄養を摂取するためのテクニックや裏技を、もっと知りたいと思いますか?」と聞いたところ、「そう思う」と回答した人は9割にも上り、栄養効率に関する情報ニーズが高いことがわかった。

食材は同じ品種・量であったとしても調理方法や組み合わせによって栄養素の吸収率が大きく異なることがあるため、管理栄養士などの専門家ではない一般生活者があらゆる食材を理解し普段の調理に生かすのは難しい。ましてや時短とコスパを叶えつつ効率面から栄養バランスを考えるとなると、忙しい日々の中で毎食実践していくのは至難の技だ。仕事と家庭を両立させている主婦は日々のタスクが多いため、栄養効率に関するニーズは特に高い。健康志向の高まりで、日々の家族の栄養を気にする人が増えていることも、栄養効率のニーズが高まっている理由と言える。「ヘルスパフォーマンス」の有無・高低が、多忙を極める主婦たちの消費基準となっていきそう。

 

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