女性の注目度は高いのに店頭で見かけないヘルシースナッキングは商機!

昨年から注目度が高まっているヘルシースナッキング。女性の注目度は高く、ヘルシースナッキングを謳った商品も少しずつ登場している。今後女性の間で定着するはずだが、ヘルシースナッキングの商品陳列や提案をする店舗はまだまだ少ない。競合が多くない今、ヘルシースナッキングに商機がありそうだ。

否定されがちな間食を肯定する考え方がヘルシー・スナッキング

「女性=甘いものが好き、間食が好き」というイメージが強い。特に仕事中に様々なストレスを感じやすい働く女性にとって、間食はリフレッシュできる一つの手段でもある。しかし、実は間食を「良くない」と考えている女性が大半を占めている。「お菓子や間食は好きだけど、罪悪感を持ちながら食べている」ということだ。そんな、否定されがちな間食を肯定する考え方が「ヘルシー・スナッキング」。最近、注目を集めているキーワードだ。

仕事中に「リフレッシュしたい」「ストレス発散したい」という気持ちがある一方で罪悪感があることは、小さいけれども実にストレスだ。そこで今注目されているのが「ヘルシー・スナッキング」。健康的な間食の取り入れ方を実践することで、ダイエットにも健康にも良いという考え方で、米国セレブの間で話題となり、日本でも2016年10月頃から注目を集めるようになった。健康的な間食の摂り方とは以下を指す。

朝・昼・夜の食事を軽めにし、食事の間に適度に間食を取り入れることで、不足しがちな栄養素を補ったり、空腹によるドカ食いと血糖値の急激な上昇を防いで太りにくい体に導く食べ方(引用:日経ヘルス11月号)

ヘルシー・スナッキングというと少し難解な方法論の様にも聞こえるが、要は、低糖質・低脂質(あるいは良質の脂質)・ビタミンやミネラル豊富・血糖値を上げない食物繊維やたんぱく質が豊富、と言ったヘルシーな素材を摂取することが基本的な考え方。食べ過ぎはカロリーオーバーになるので1日に摂る間食の総摂取カロリーの目安は200kcal以内が目安とされている。

メーカーや小売は「ヘルシーな間食」を提案してみよう

ダイエットブームや低糖質の食事が支持されるようになってきた近年、砂糖離れが進んでいるが、間食そのものの需要が減少しているわけではない。単純に「甘いものを食べたい」というニーズから、「健康的に甘いものや間食を楽しみたい」という、より深いニーズに変化しているだけだ。例えば、ドクターシーラボとヒルトン東京ベイが取り組んだスイーツの発想は斬新で、かつ、女性にとっては「安心して間食を楽しめる」まさにご褒美スイーツだ。

特に「不規則になりがちな食生活を少しでもヘルシーに」と考える働く女性の間で需要は今後も高まっていくと予想できる。お菓子メーカーや小売店は、ヘルシースナッキングの考え方を参考に、女性への新たなスイーツ・お菓子の提案をしてみてはどうだろう。

 

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