オメガ3脂肪酸の摂取量 性別・年齢別にチェック(2/3)

オメガ3脂肪酸の摂取量(厚生労働省)

オメガ3脂肪酸の欠乏症として皮膚炎などの発症があるため、「日本人の食事摂取基準2015年版(厚生労働省)」では目安量が設定されている。なお、オメガ3脂肪酸の摂取による病気予防効果は、可能性が示唆されているだけで明らかな効果は認められないため、目標量は設定されていない。

性別・年代別の摂取量目安

(単位:g/日)

性別 男性 女性
年齢等 目安量 目安量
 0~5(月) 0.9 0.9
6~11(月) 0.8 0.8
1~2(歳) 0.7 0.8
3~5(歳) 1.3 1.1
 6~7(歳) 1.4 1.3
 8~9(歳) 1.7 1.4
10~11(歳) 1.7 1.5
12~14(歳) 2.1 1.8
15~17(歳) 2.3 1.7
18~29(歳) 2.0 1.6
30~49(歳) 2.1 1.6
50~69(歳) 2.4 2.0
70以上(歳) 2.2 1.9
妊婦 1.8
授乳婦 1.8

参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年版」

妊娠中・授乳中の摂取量目安

妊娠中は胎児の各器官を作るために、より多くのオメガ3脂肪酸の摂取が必要になる。そのため、妊娠可能年齢にあたる18〜49歳の目安量は1.6g/日だが、妊娠中は1.8g/日となっている。授乳中も引き続き1.8g/日が目安量。参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年版」

オメガ3脂肪酸”を訴求する商品事例

えごまオイル〜持ち運びできる使い切りタイプ〜(太田油脂)

太田油脂(愛知・岡崎)の「毎日えごまオイル」。1日1袋(3g)で、1日分のオメガ3脂肪酸を摂取できる。使い切りタイプなので酸化の心配がなく、外出時に持ち運びもできる。


マルタ 毎日えごまオイル

日清アマニ油〜飲むオイル、かけるオイルを提案〜(日清オイリオグループ)

日清オイリオグループ(東京・中央)の「日清アマニ油」。スプーン小さじ1杯で1日分のオメガ3脂肪酸を摂取できる。クセがなく、ヨーグルトなどさまざまな料理に“かける”オイルとして提案。ホームページでは「かけるオイル・レシピ」として相性の良い料理を紹介している。油を容器に充填する時に酸素濃度を低減させる酸化ブロック製法を採用し、開封後もフレッシュに使用できる。さらに、油が空気に触れるのを防ぐフレッシュキープボトルで品質保持力を高めている。


日清アマニ油

 

サプリ〜筋トレ・ダイエットのサポートに〜

オメガ3脂肪酸であるEPAは、運動時の疲労軽減や、関節と筋肉への損傷を緩和する効果があることから、筋トレをサポートするサプリとしても使われている。

<日本水産>
日本水産ではスポーツ愛好家向けに「スポーツEPA」として、多種のサプリメントを販売している。

<筋トレ、減量、ダイエットに。ビーガン向けも(マイプロテイン)>
マイプロテイン(英)」は、スポーツ栄養ブランド。70カ国以上で販売しており、国内でも通販で購入できる。ビタミンD入りなど、多種のオメガ3脂肪酸の商品をラインアップ。魚を原料とせず、藻類からつくられた、ビーガン向けのオメガ3脂肪酸商品も取り揃えている。


マイプロテイン オメガ3

購入者レビューをみると、「カプセル1個で楽に取れる」などの書き込みがあり、普段の食事では摂取しきれないオメガ3脂肪酸を手軽に補完できるサプリメントの手軽さにニーズがあることが分かる。一方「少し臭いがする」という感想もあり、魚を原料としてるがゆえの指摘も。「粒は若干大き目ですが、飲めないほどの大きさではないので男性だったら問題ない」との感想もある。サプリの粒のサイズに関しては、度々女性生活者の間で不満としてあがりがち。大きいと特に高齢女性は摂取が難しくなるのでサイズには配慮が欲しいところ。

<アメリカの人気サプリ、国内アマゾンでベストセラー多数(NOW)>
サプリメントメーカー、NOWは国内アマゾンでベストセラーを多数持つ米国企業。国内ではアマゾンのほか、楽天やアイハーブで販売。購入者レビューをみると、「最もコスパがいい商品(自分で調べた限り)」など、価格面で選択されている傾向がある。一方、「カプセルが少し大きいので大きいものを飲み込むのが苦手な方はやめておいたほうがいいと思います」など、粒の大きさに対しては満足度は必ずしも高くない。成分であるオメガ3脂肪酸自体の効き目感については「母の中性脂肪の数値が改善した」など、実感があったとの書き込みが目立つ。


ナウフーズ ウルトラ オメガ-3 180錠

<DHA市場で7割のシェア(サントリー)>
サントリーは「DHA&EPA+セサミンEX」を販売。「オメガ3脂肪酸」よりも、「DHA・EPA」というキーワードで訴求し、鮮度にこだわった国産の魚油を使用。DHAとEPAのほかにセサミンも含有。累計販売数は3,000万本。購入者レビューをみると「粒がちいさめで変なにおいもなく飲みやすい」など、品質評価が高い。「値段は結構高いです」といった意見もあり、価格帯については高いと感じている人が少なくない。効果については高齢者層での生活習慣病予防への期待や、脳機能低下予防への期待感が見受けられる。

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