ヘルスケアデスク急速に普及 女性は「ヒップつぶれ」対策にも
デスクワーカーの仕事中の健康をサポートする昇降デスクが各社から次々に登場している。女性誌など女性向けメディアで紹介されることも増え、今、普及が加速している。一歩先を行く健康重視型のイマドキ昇降デスクを見てみよう。
目次
座りっぱなしに危機意識持つワーカー増加
昇降デスクは上下に高さ調整できるオフィス家具。立ち仕事ができる高さまで調整できることでワーカーの座りっぱなしを防ぐ。長時間座りっぱなしでいることは、肩こり、腰痛、むくみ、血行障害など様々な不調を引き起こすことは周知の通りだが、「座りっぱなしで死亡リスクが高まる」という話題が最近注目を集めたことで、座りっぱなしに危機意識を持つ企業やワーカーが増えてきた。
以前から高さ調整できるデスクやテーブルなどの家具はあったが、最近は電動・ワンタッチで高さを微調整できるものや、立ち仕事ができる位置まで高さを調整できる調整幅の大きいもの、その他デスクの上に置く昇降デスクなど、新タイプの商品の登場が相次いでいる。
健康力アップ期待 注目の昇降デスク
オフィス家具のデスクなら、立ち仕事ができる高さまで調整できるのはもはや当たり前。仕事をしながらさらに一歩先の健康づくりができる注目商品を見てみよう。
デスクと組み合わせる器具を変えれば様々なワークスタイル可能
デスクの上にデスクを設置 パソコン作業も疲れない
こちらは、デスクの上に設置するタイプ。キーボードと画面の位置を変えることができるため、首や肩が疲れにくくなる。
Loctek ワークステーション オフィスデスク
昇降デスクと連動するアプリでワーカーの姿勢の変化をアシスト
QUANTUM、岡村製作所、博報堂アイ・スタジオが開発したのは、岡村製作所が販売する昇降デスクに対応した、働く姿勢の変化をアシストするアプリPosture。立ち座り履歴の見える化が可能。
女性は美容面も気になる「座りっぱなし」
昇降デスクに注目が集まり始めている理由は、企業の健康経営の浸透はもちろんだが、日々多忙で時間がない中ワーカー達が「仕事で疲労困憊になりたくない」「健康を損ないたくない」「毎日元気に仕事とプライベートを充実させたい」「時産のためにも仕事をしながら健康づくりをしたい」ニーズが高まり、「仕事中にもヘルスケア」という概念が広まっているからだ。
さらに女性なら、「座っている間にお尻がつぶれる」ことを嫌がる。ヒップの丸みの崩れや、ヒップから太ももにかけて血流やリンパの流れが悪化することで「セルライトがついてしまいそう」だからだ。フリーランスや在宅勤務をする人の増加で、自宅で使うデスクにこだわる人も増えている。
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